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〔リバネスセンシズ〕自然の感じ方を伝える博士(前編)

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リバネスセンシズでは、リバネスメンバーのインタビューを通して、そのパッションを紐解き、実現しようとする個々の未来像をお伝えします。

宮崎 悠(みやざき ゆう)
博士(理学)

専門分野:分類系統学、サンゴ

(聴き手:佐野 卓郎)

2017年6月に千葉で行われた全社合宿研修で私は、宮崎 悠(みやざき ゆう)さんの本領を知った。海岸を歩きながら、貝殻や生物の痕跡を見てそのエリアの生態系を把握していく。そんな宮崎さんは、海洋生物を中心に幅広く自然を知る研究者であり、小学生の頃にいた「生き物ハカセ」が、そのまま本物の「博士」になってしまったような人物だ。今回は、そんな宮崎さんに話を聞いてみた。

佐野:なぜ、そんなに生き物が好きなんですか?

宮崎:私は神奈川県出身なんですが、その後、3歳くらいから千葉の団地で暮らしていました。その頃から虫を育てて遊んでいましたね。両親はそんな私を否定もせず、興味の向くままに育てたんだと思います。そのまま小・中・高校を過ごす中で生き物への興味は深まるばかりでした。大学はサンゴ礁をフィールドにした研究がしたかったので、沖縄に移住し、琉球大学に行きました。
そんな状況でしたから、将来のことなんか考えたことはありませんでしたね。

佐野:沖縄の自然って、やはり日本の中でも特徴的なんでしょうか?

宮崎:沖縄の自然は、やっぱりちょっと違いますね。もちろん東京や千葉、神奈川の自然にも良さを感じますし、どちらが良いというわけではありませんが、敢えて言うと、日本の自然は世界を見てもエキゾチックな魅力があるんです。

佐野:学生のときから、「一般社団法人キュリオス沖縄」という団体を立ち上げて、自然に関する教育活動やエコツアーなどを行っていますよね?

宮崎:はい。2016年1月に始めました。昨今、メディアなどでも環境問題が取り上げられたりして、一般の方の中にも環境保護への意識が高まってきていると感じます。それ自体はとてもよいことだと思いますが、一方で、自然についてあまり知らない人も多いようにも思います。よく知らないまま、盲目的に自然環境保護を意識するのって、ちょっと違和感がありますよね。沖縄に来て分かったんですが、沖縄の人ってこんなに豊かな自然があるのに、その中に行く人は意外と少ないんです。
ただ一方で、「アウトドア」と呼ばれるような、自然の中に入り込んで楽しむ人もいます。そこにヒントを得ながら、私は、観光客や修学旅行などで沖縄にくる人たちに自然とはどんなものなのかを知ってもらうためのエコツアーや沖縄の子供たちを対象にした教育活動を行うことにしました。

佐野:なるほど、理科教育というとリバネスに通じるものがありますね。でも、その後なぜリバネスに来たんですか?

宮崎:キュリオス沖縄も一生懸命やってはいるものの、ビジネスとなるとやはり難しい部分があります。そんな中、サイエンスや研究をビジネスにつなげているリバネスにヒントがあるのではと考えたんです。もともとリバネスのことは、友人の仲栄真さんから聞いて知っていましたから、実験教室にスタッフとして参加することにしたんです。

 

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佐野 卓郎/Takuro Sano 取締役執行役員 CLO 東京薬科大学薬学部卒業 薬剤師 【研究テーマ】肺扁平上皮癌へのP53遺伝子導入による治療法 【業務経歴】教育開発事業部・教材開発事業部(現情報戦略開発事業部)統括・文部科学省共催 サイエンスカフェプロジェクト統括・出版事業における企画・デザイン・編集の統括も行う。 ライナ株式会社取締役・株式会社グローカリンク代表取締役・株式会社タイガーサウンド取締役・サイエンス映像学会理事等を歴任。

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