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〔リバネスセンシズ〕古典技術と新技術の融合した畜産を目指すひと(前編)

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リバネスセンシズでは、リバネスメンバーのインタビューを通して、そのパッションを紐解き、実現しようとする個々の未来像をお伝えします。

金城 雄太(きんじょう ゆうた)
獣医師

専門分野:獣医学、養豚の肥育

(聴き手:佐野 卓郎)

金城雄太(きんじょう ゆうた)さんは現在、リバネスの社員でありながら、株式会社福幸城ファームの代表取締役も務めており、故郷でもある沖縄で豚や鶏等の生産に携わっている。苦悩と挫折を経験し、なぜ今の道に進んできたのか。今回はそんな金城さんにインタビューしてみた。

佐野:金城さんは当初、東京薬科大学生命科学部に通っていましたよね?

金城:はい。まだリバネスが設立されたばかりの頃、学内にベンチャーを立ち上げた人がいるという噂が広まっていて、リバネスはそこで知りました。

佐野:大学院に進学した後、獣医学部に入り直しましたよね?

金城:はい。私はもともと研究者を目指していました。ラボの中で試験管を振るような研究者です。大学院に進学したのですが、そんな研究生活に馴染めなかったんだと思います。日々こなすことばかりをしながら休みなく生活するようになっていって、それが嫌だったんです。
同時に自信も無くしていきました。自分は今後何をしていけばよいのか。沖縄の実家が養豚をやっていたので、気がつくと、家業でも継ごうかと考えるようになっていました。でも、このまま帰って養豚するだけでは、それまでのキャリアが活かせない。挫折感みたいなものが胸中にありました。
そこでまずは、栃木にある養豚の会社で修行を始めました。働いてみたら、すごく楽しくて充実感があり、「自分のやりたいことはこれだ!」と思うようになりました。3年弱の年月が経ち、学んだものを持って、そろそろ沖縄の実家に帰ろうかと考えたとき、ふと沖縄の養豚事情に目を向けると、課題が山積していたんです。色々と研究開発された知恵や知識は、現場に活かされることが少なくて、20-30年前のやり方と大して変わりがない。もっと家畜のことを学び、専門性を身につけて現場に最先端の知識を導入していきたいと考えて、麻布大学獣医学部に入り直したんです。

佐野:リバネスに入社しようと思ったきっかけはなんですか?

金城:丸さんと福田さんが、麻布大学で福幸豚プロジェクトについて講演をしたことがありました。沖縄で行っていたエコフィード(食料残さ)を利用したブランド豚の開発プロジェクトです。すごく興味が湧いてその場で声を掛けさせていただきました。
畜産において餌代が大きなコストになります。恐らく、全体の6〜7割が餌代だと思いますが、もし5割まで減らすことができるなら画期的なんです。一方で、家畜を健康に育てることも重要ですから、無闇に餌を減らしたりもできません。福幸豚プロジェクトの取り組みは、僕が考えているアプローチにとても近い気がしました。

佐野:なるほど。福幸豚プロジェクトに興味を持ってリバネスに入社したんですね。

金城:はい。最初は東京本社にいました。将来的には沖縄へと思っていましたが、まずは修行です。

 

後編

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