細胞内部を測定可能なナノ温度計が開発される|早稲田大学

細胞内部を測定可能なナノ温度計が開発される|早稲田大学

これは画期的!

細胞内部の温度を計りたい!と思った時、あなたならどういう方法を考えますか?私は電気電子工学出身ということで、電気的に何か…と考えてしまうのですが、そうすると大きくなっちゃうんですよね。細胞の中に入るような機械…うーん。現状思い浮かびません。

この研究では、蛍光ナノ温度計という物を開発したとあります。

赤い蛍光色素は温度変化で蛍光強度(明るさ)が変化するというものです。つまり、外部から明るさが測定出来れば、そこの温度がわかるということです。温度が明るさに変換されるという仕組みです。

pHやイオン強度によって、物質に変化が起きない事が、その正確性を担保しているとのこと。

動物、植物に関わらず、生き物には温度を感じる機構と、熱を生じる機構が存在します。現在、これらの役割を担うタンパク質の同定と動作機構の解明が進んでいます。個々の細胞レベルでも、内部で生じる化学反応速度の変化などとして温度を「感じている」と考えられますが、そもそも細胞と同程度の微小スケール(マイクロ・ナノメートルオーダー)での温度測定技術が、十分に発達していません。

そうなのか!
と、思ったのが、ここです。温度を感じていると考えられる。というレベルなんですね。これは、相当に画期的な技術じゃないでしょうか。

しかも小さいので分解能も凄いです。