リバネスの原点

2001年12月15日、初の「出前実験教室」を実施。

身近なふしぎを興味に変える

リバネスは2001年12月に、大学院生を中心とする理工系学生15人が創業した会社です。研究者の卵でもあった15人は「いつまでも研究者であり続けたい!」という決意と共に、「世の中に必要なアウトプットを生み出し続ける(=社会に貢献できる)、ちょっとおかしな研究所(=世界を変えていく研究所)を創る」ことを夢に描いて、リバネスをスタートさせました。この夢は、リバネスの経営理念である『科学技術の発展と地球貢献を実現する』のベースとなる考え方として、今も私たちの中に息づいています。

そしてもう一つ。創業時に夢とともに掲げたのが、『身近なふしぎを興味に変える』というコンセプトでした。身の回りのあらゆることに対して「どうしてだろう」「なんでだろう」と不思議に感じることができなければ、好奇心を抱くことはできません。そして、その好奇心を「まぁいいか」で済ませるのではなく、「じゃあ調べてみよう」「ちょっとやってみよう」という興味に変えられることこそが、研究者としての原点だと私たちは考えました。

子どもたちへの出前実験教室

リバネス創業当時の日本は、ちょうど「子どもの理科離れ」が社会問題として取り上げられ始めた時期でした。ならば、理科の魅力を誰よりも知っている自分たちが、『身近なふしぎを興味に変える』というコンセプトを子どもたちに伝えにいこう。そうやって始まったのが、私たちが最初に手がけた事業である「出前実験教室」でした。

研究者の卵である自分たちが、最先端科学のおもしろさを子どもたちにもわかりやすい形で伝えていく。そこで子どもたちがワクワクすることができれば、その中からきっと次世代の研究者が生まれるはずだ。そうやって未来に種をまき続けることが、結果として『科学技術の発展と地球貢献を実現する』ことにもつながっていくに違いない……。現在も私たちの中心的な事業である出前実験教室は、このようにして始まったのです。

その後、リバネスの事業内容は「最先端」をキーワードとして拡大していくものの、根本にある思いは創業当時と全く変わっていません。

『身近なふしぎを興味に変える』という姿勢を決して忘れないこと。
世の中に必要なアウトプットを生み出し続ける、ちょっとおかしな研究所を創ること。
そこで共に研究に取り組む未来の仲間を、自分たち自身で集めていくこと。
そして全ての結果として、『科学技術の発展と地球貢献を実現する』こと。

これからも、リバネスは進み続けます。