研究開発事業部

「知識の基点を顕在化し、横断と融合を加速する」

研究開発事業部はアカデミアの研究者、事業会社の研究開発部門、研究開発型ベンチャー等と連携し て、研究テーマの創出や実用化に向けた研究開発に取り組んでいます。若手研究者向けの研究助成「リバ ネス研究費」、新たな知識を創出するためのプラットフォーム「超異分野学会」、冊子「研究応援」を通して 構築してきたネットワークを活かし、既存のテクノロジーのみでは解決できない課題に対して、超異分野の 研究チームを形成し、その解決に挑戦しています。

川名 祥史

研究開発事業部

部長
川名 祥史

事業の概況

研究シーズ探索事業

アカデミアの研究者が持つ研究アイデアを民間企業と接続することで、産 学連携を促進し、新規研究テーマの立ち上げから課題解決に向けた実証プ ロジェクトを推進しています。若手研究者向けの研究助成「リバネス研究費」 や、未活用の研究アイデアを企業が活用するオープンイノベーションプラット フォーム「L-RAD」の運営を行っており、リバネス研究費はこれまでに累計93 社、217の賞を設置し、432名を採択。L-RADは2,000名を超える登録研 究者が利用しており、全国17大学と連携協定を締結しました。


研究テーマ顕在化事業

分野、組織、世代の枠を超えて、課題解決に向けた仮説や研究成果な ど、世の中を変えうる新たな知識を集め、融合することで、これまでにな かった研究テーマの立ち上げやチームの組成を行っています。知識製造 を加速し、プロジェクトの多様性を拡張するために、超異分野学会を東京 と大阪の2大会制とし、25パートナー、1,300名を超える規模へと拡大し ました。また、地方自治体や地域企業と連携し、域内外から知を集結させ、 地域の課題解決に資する新たな研究プロジェクトを創出する地域フォー ラムを、過去最大の7ヶ所で開催しました。


研究プロジェクト実証事業

研究機関や企業との連携により、新たに生まれた研究や、事業化に向 けた実証プロジェクトを推進しています。ラボレベルでの検証から実用化 に向けた試験までを設計、推進すると共に、知識創業研究センターと連携 し、研究成果の社会実装手法を開発しています。2022年度には、株式会 社ジャパンヘルスケアや株式会社イヴケアの2社と共同研究を通じて新た なサービスをリリースするとともに、大手事業会社、ベンチャー企業、ア カデミア研究者と共に多数の実証プロジェクトを創出しました。