農林水産研究センター

食生産に関する研究・技術開発を推進する

リバネスでは2016年にアグリガレージ研究所を設立し、「生産者の持つ可能性の最大化を目指す」というミッションを掲げて、藻類や植物の機能性の探索と有効利用、農林水産と食・栄養に資するテーマに特化した研究を進めてきました。2017年からは生産技術研究所において、「次世代が活躍できる魅力的な食料生産現場を創出する」というミッションのもと、養豚・養鶏の高付加価値化に関する研究を進めてきました。
そして2019年、農業や畜産業に限定されない分野横断的な研究を積極的に推進していくために、アグリガレージ研究所と生産技術研究所を統括する農林水産研究センターを立ち上げました。2023年には水産・水環境技術の社会実装を目指した研究開発を行う研究拠点「アクアガレージ」を新設しました。
本センターでは、農業、林業、畜産業、水産業に加え、ものづくりやバイオテクノロジー、加工保存技術など、食料生産の課題解決に繋がる複合分野での研究・技術開発を大学・企業・ベンチャーとともに行なってまいります。

農林水産研究センター

センター長
宮内 陽介

主な活動

「BeAGRIプロジェクト」〜アグリテックを農の現場へ〜

農業現場では、ロボット、人工知能、IoTなど様々な先端技術の導入が加速しています。しかし、これら技術は生産物の高付加価値化につながるのか、現場にフィットしたものになっているかなど、技術と生産現場の間にはギャップが存在しています。本研究では、現場のニーズに即した技術実証と、消費者に対する生産物の付加価値向上を図るためのテストマーケティング機能を備えた実証フィールドを用いて、これらのギャップを解消し、農業現場の課題解決につながる取り組みを推進しています。

関連リリース
・アグリテックの生産現場への普及を加速する「BeAGRIプロジェクト」発足、記者発表しました
・BeAGRIプロジェクトにおいて、 リバネス、ライブストックジャパンおよび鯉淵学園の3社による、 一次産業における温室効果化ガスの削減を目指した研究開発を開始
・BeAGRIプロジェクトにおいて「液体たい肥 土いきかえる」を用いた水田からのメタン抑制の共同研究を開始


水産・水環境技術の社会実装を行う「アクアガレージ」

水産分野では、水環境の変化や資源減少、養殖用エサ不足、就業者の高齢化など、さまざまな課題に直面しています。これら課題解決のために研究開発を進める必要がありますが、スケールアップして試験できる場所が足りないなど、技術の社会実装、普及には時間がかかっています。我々は、課題解決のためにスケールアップや条件の最適化など、社会実装に向けた研究を共に行う仲間が必要であると考え、アクアガレージを立ち上げました。

関連リリース
・株式会社リバネス農林水産研究センターは、水産・水環境技術の社会実装を行う「アクアガレージ」を新設しました