教育開発事業部
「未来を創る仲間を増やす」
教育開発事業部は「未来を作る仲間を増やす」をミッションとして、以下4つの事業を柱とする活動を行っています。
- 1. 企業の中にある科学・技術をわかりやすく伝えるプログラム・コンテンツを開発し、次世代へ届ける「教育企画開発事業」
- 2. 共に次世代育成を進める人材を増やすため、新しい教育作りを進める学校・企業パートナーシップを広げる「教育パートナー拡大事業」
- 3. 大学・研究機関の研究者や研究成果等に関する広報・アウトリーチコンテンツの開発や、それを通じた機関ブランディングを行う「アウトリーチ・研究ブランディング事業」
- 4. 次世代人材の研究活動を支援しながら、それを社会の価値へと転換していく「次世代研究者育成事業」
私たちは学校・企業・大学・自治体との連携を通じてこれらの事業を広げ、「未来を創る仲間を増やす」というミッションに向かい続けています。

教育開発事業部
部長
西山 哲史
事業の概況
教育企画開発事業
科学技術に興味を持つきっかけを提供する出前型の実験教室や科学教材、科学館コンテンツ等の開発を行う事業です。また、8ヶ月〜1年の 長期に渡る研究型教育プログラムResearch Based Education(RBE) の企画、運営をしています。 2019年度は独自・企業連携あわせて70回の出前実験教室を実施、ま たRBE型プログラムに39校が参加しました。
教育パートナー拡大事業
学校法人や若手研究者、企業などの外部パートナーによる次世代育成を推進する事業です。例えば教員がリバネスの知識プラットフォームを活用しながら新しい教育のあり方を探究したり、若手研究者が次世代の研究者たる中高生の研究支援を行ったりといった活動を、企画やしくみの開発により加速していきます。 2019年度は特に次世代人材の研究を支援する研究者のネットワーク構築に力を入れ、100名を超える研究者の協力を得ることができました。また、この ような教育に高い意欲を持つ研究者を対象とした研究助成を開始しました。
アウトリーチ・研究ブランディング事業
本事業は2020年に新たな柱として立ち上がりました。2020年度は国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)のアウトリーチ活動における包括連携を始めとして、様々な研究アウトリーチ活動を創出してまいります。
次世代研究者育成事業
中高生のための学会サイエンスキャッスルや、研究助成制度サイエンスキャッスル研究費、ジュニアドクター育成事業等により、次世代人材による研究の機会を創出する事業です。2019年度はサイエンスキャッスルの国内4大会において、合計で1,553人の中高生が396件の研究発表を行い、また中高生による63件の研究への助成を行いました。特に日本財団との連携で海洋研究を支援するマリンチャレンジプログラムにおいては、大学生となった過去の参加者が研究の支援を行うという学びの循環が始まっています。