代表メッセージ

代表取締役 グループCEO
博士(農学)

丸 幸弘
Maru Yukihiro

科学技術の発展と地球貢献を実現する。
Advancing Science and Technology for Global Happiness

 リバネスは2001年12月に15名の理工系大学生大学院生が創業した、世界で初めての「知識製造業」を営むベンチャー企業です。創業当時、研究者の卵でもあった我々は、「世の中の課題を解決し、誰もやったことがないことに挑戦し続けるちょっとおかしな研究所を創りたい」という情熱だけで、リバネスをスタートさせました。いつの時代も変革の礎となってきた科学・技術を活用して、人類の進化のみならず地球全体の進歩を促すことを目指して掲げたビジョン「科学技術の発展と地球貢献を実現する」は、先輩から後輩へ、日本から世界へその精神が受け継がれ、我々グループの強力な原動力となっています。

 リバネスのミッションは「地球上で最も効果的な知識製造業を行う企業になる」ことです。我々研究者には、大いなる可能性があります。その世界中の研究者の知識を集め、世界中の人がその知識にアクセスし活用することで、新しい知識を生み出す「知識製造業」を営み、今まで誰も解決できなかった地球規模の課題を解決し、Global happinessを実現していくのです。だから我々自身も、プレイヤーとして、イノベーションのタネを作り出す研究者集団であり続けます。

 リバネスは、海外拠点であるシンガポール、マレーシア、アメリカ、イギリスを含め、ビジョンを共にする分野の異なるグループ会社が17社にまで拡大し、社員はグループ全体で230名となりました。異業種の会社にいる個人がビションに共鳴し、ネットワーク化し、着実に知識製造業のフィールドを広げています。1社だけでは成し遂げられないことも、個性をもったリバネスグループ全体で「個のネットワーク組織」として信頼し合える個々の関係性を構築し、グループ全体の最適化と最大化を目指します。

 リバネスの価値は、国や文化・信条を超えたグローバル知識製造戦略を実行できることです。たとえば、東南アジアのシンガポールをハブとしてASEAN5(マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム)の課題を発掘し日本にインバウンドさせ、イギリスやアメリカの技術シーズを日本に呼び込み、知識製造拠点で組み合わせてアジアの課題解決にあたる「インバウンドグローバライゼーション』戦略を行い、グローバルなエコシステムを構築していくことができます。Global happiness元年が訪れるその日まで、リバネスを必要とするあらゆるパートナーと共創し、リバネスの真骨頂を発揮し続けます。

代表取締役社長 COO
博士(生命科学)

髙橋 修一郎
Takahashi Shuichiro

身近なふしぎを興味に変える。
Turning Everyday wonder into Scientific Adventure

 2002年6月、リバネスは「バイオ教育のリバネス」としてスタートを切りました。その当時、急速に発展したバイオテクノロジーに社会の理解が追い付かず、クローンや遺伝子組換えといった言葉は、社会受容がないまま不安なイメージが独り歩きしていました。そして、教育現場では小中高校生の科学嫌い・理科離れが大きな問題となっていました。未来を担う次世代に、科学技術に対する感性を養い、恐怖感ではなくその面白さや可能性を感じてほしい、そして将来一緒に研究をする仲間を増やしたい、そのような想いに突き動かされ、リバネスは世界で初めて最先端科学の出前実験教室事業を立ち上げました。「身近なふしぎを興味に変える」という設立時から掲げるスローガンは、今も変わることなく受け継がれ、日々実施する出前実験教室の中で実践されています。

 出前実験教室の取り組みは、科学技術を伝える立場でもある若手研究者にも変化をもたらしました。学校の教科書の先にある最先端の科学教育プログラムを開発し子どもたちに届ける過程の中で、研究者自身が自らの原点を再認識し、その魅力をわかりやすく伝えるスキルを磨くことができたのです。さらには、実験教室プログラムの企画・運営を通じて、個を束ねチームを成功に導くリーダーシップやマネジメントを学ぶことができました。

 私が博士号を取得した2006年、リバネスは「バイオ教育のリバネス」から「最先端科学のリバネス」へと進化しました。その当時、すでにリバネスにはバイオに限らず多様な科学技術の専門性をもった研究者が集まっていたのです。そのような研究者たちが行う実験教室の現場で培われた技術や考え方は、試行錯誤を繰り返しながらエッセンスが凝縮され、独自の人材育成システムの開発へとつながりました。以来、リバネスはこのシステムを核に科学技術と社会の橋渡しをするスキルとマインドを身につけた研究者、すなわち「サイエンスブリッジコミュニケーター」の育成と輩出に力を注ぎ続けています。

 サイエンスブリッジコミュニケーターは、越境する研究者として異分野の知の融合を生む主体となり、世界の課題を解決する事業の創出を加速します。そしてその過程では、ベクトルを持った個のつながりが多発的に生まれ、新たな知を生み出す社会基盤となる「知識プラットフォーム」が形成されます。リバネスが創業以来、事業を通じて生み出した世界中の学校、大学、企業、テクノロジーベンチャー、町工場たちとのつながりは、いまや世界をまたぐ知識プラットフォームへと成長しました。変化が速く従来のやり方では未来を描けない現在、「知識プラットフォームのリバネス」は情報化社会を超えて次なる感性豊かな世界を構築するために必要不可欠な知識インフラとなります。世界中のあらゆる個と組織が知識でつながり社会全体で新しい価値を生み出す、そのような世界の実現に向けてリバネスは知識プラットフォームの最大化を目指します。

代表取締役副社長 CTO
博士(薬学)

井上 浄
Inoue Joe

サイエンスとテクノロジーをわかりやすく伝えるをビジネスにする。
Creating Business through Science Bridge Communication

 我々リバネスのメンバーは農学、生命科学、植物病理学、薬学、免疫学、合成化学、脳科学、心理学や社会学など、文理関係なく多様な分野の研究を行っています。”自分の研究が一番面白い”、”自分の研究で世界を変える”、そういういった情熱(Passion)を持ったメンバーが集まり活動しています。そこで最も重要な事は、異分野において密なコミュニケーションを図ることです。リバネスのコアコンピタンス「サイエンスとテクノロジーをわかりやすく伝える」は、研究者の情熱が集まりコミュニケーションを加速させるための技術の礎となっています。

 研究の始まりには、いつも疑問や課題(Question)があります。疑問から仮説を立て検証し、得られた結果から考察を行い再び新しい疑問につなげるというプロセスを繰り返すことで、ようやく新しい発見や発明を手に入れることができます。創業から10年以上の間、リバネスのCTOを務めながら、大学での医学・創薬研究を推進し、いついかなるときも生命現象への疑問や課題(Question)を探求し続け、誰もやったことのない研究を生み出すことに挑戦してきました。ある時、このプロセスがビジネスの新事業創出においても同じであると気がつきました。個人が抱く課題意識(Question)に対して、それを解決したいという情熱(Passion)を傾け、その想いに共感する仲間たちと共有できる目的(Mission)に変え、試行錯誤を続けることで革新(Innovation)や発明(Invention)を起こすことができる。我々はこれを「QPMIサイクル」と名付け、既存事業の延長線上にない「0から1」を生み出す独自の考え方として確立していきました。

 そして、このQPMIサイクルから生まれた革新(Innovation)や発明(Invention)をさらに検証し、育てることで、効果的なインパクトをもたらすビジネスへと発展していきます。我々は、0から1を創るQPMIとビジネスデベロップメントの両輪を回すことこそが、知識製造業であると考えています。2018年12月、代表取締役に就任し、化合物という既存の枠組みにとらわれない「人間の病を克服する方法」を発明して、創薬の世界に全く新しい概念を作り上げることを決意いたしました。知識プラットフォームを通じて、既存の枠にとらわれない新規事業や研究者のあり方など、QPMIサイクルを回し続けていくつもの世界初を自分たちの手で生み出していきます。