教育総合研究センター

「現代と次代が共進化する循環型教育を実現する」

世界中がネットワークで繋がり、社会のグローバル化が進む現代では、環境、食糧、人口問題など、さまざまな社会課題が生じています。そのような時代を生き抜くために、私たちにはどのような学びが必要なのでしょうか。
リバネス教育総合研究所では、不確定な時代を生き抜くために必要な思考とは何かを考え、それを身につけるために必要な教育について研究するとともに、社会への実装を進めていきます。
その一つの答えとして、私たちが注目しているのが「研究力」です。今の時代を形作っている大学・企業・研究機関の研究者と、次の時代を担う子どもたちが循環しながら学び合い、新しいコトをおこす共進化を促す仕組みづくりに取り組んでいます。

教育総合研究センター

センター長
前田 里美

主な活動

RBE(Research Based Education)による探求型教育の研究

人が持続可能な社会を築き、生き続けるためには、その時代にあった課題を見つけ、熱意をもって解決していく人を育てることが重要です。研究者はまさにそれを体現している存在であり、その研究を究めるプロセスはいわば「研究道」といえるでしょう。

研究道において、研究者は「問いを見つけること」「仮説を立てること」「実験を踏まえて考察すること」、そして「より深い問いを生み出すこと」を繰り返し修行し、身につけていきます。私たちは、この一連のプロセスを教育現場に導入したものを<Research Based Education(RBE)>と呼び、さまざまなテーマとカリキュラムを作り上げることを通じて、その学びの効果の実装・検証を進めます。


「教育現場における研究」を支える先生の育成に関する研究

学校教育のあり方が、いま大きく変わろうとしています。従来のように、受験勉強を大きな目標として、それに伴う知識や考え方を伝えるだけの方法では成立しなくなりつつあります。特に、「答えが1つに定まらない課題」に挑戦する研究の方法を、どのように生徒たちに伝えていけばよいのか。その学びのための「教科書」は、まだ存在していません。
しかし、実際に教育現場で「研究」を推進して、生徒を育てている先生が一定数存在していることもまた事実です。そこで私たちは、教育研究者や、実際に現場で研究を推進している先生の知識を蓄積し、そこから「研究を身につける型」を見出す研究を進めています。同時に、そのような先生を育成する研修プログラムや、先生の成長を評価・検証できるような手法の研究開発を行います。


企業・大学などと連携した最先端教育の研究

社会のあり方が多様化する現代において、時代を生き抜くための知識や考え方についての教育を、学校の先生だけが担うことには限界があります。
私たちは、教育現場に企業や大学、研究機関の知識を取り込むことが、社会との繋がりを理解し、常に新しい時代を生き抜く学びを得る場であり続けるための条件になると考えています。
そこで、次世代育成の教育プログラムを開発し実施するプロセス自体を企業、大学、研究機関の研修プログラムの一環として導入する取り組みを進めています。また、企業が取り組むそうした教育プログラムについて、さまざまな対象からフィードバックや評価を受ける機会として<教育応援グランプリ>を開催し、社会と学校の連携教育における最適解を検証します。


中高生向けサイエンスマガジン<someone>の制作

教育に関する研究活動の一環として、中学・高校の生徒にサイエンスを楽しくわかりやすく伝える<someone>を制作しています。本冊子は、全国の中学・高校の先生方に送料負担の上でお取り寄せいただき、授業の副読本などに活用されています。

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