進化してるぜ!宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)~3度目の宇宙へ~
宇宙ステーション補給機のこうのとり、次回の打ち上げで3号機になるとのこと。
3号機の打ち上げは2012年夏を予定。ミッション開始!かっこいい!!
国際宇宙ステーションに向けて物資を運ぶのがこのこうのとりです。完全無人の補給機になっており、ロケットによって宇宙空間に射出後、こうのとり本体が国際宇宙ステーションに向けて移動します。
宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)~3度目の宇宙へ~
3号機の構造は船内物資を搭載する部分と、船外物質(つまり国際宇宙ステーションの外にくっつくパーツとかそういうものですね)を搭載する部分にわかれています。
次回の打ち上げで搭載するのが、この小型衛星放出機構。何かというと、国際宇宙ステーションにこいつを搭載し、ここから、直方体状の小型衛星を宇宙に射出します。
これが出来ることで、小型衛星はロケットで打ち上げる必要が無いため、様々な試験を回避出来るのが特徴。生産コストが小さくて済みます。
次がこれ
宇宙メダカって見たことあると思うのですが、めだかなどの水生生物を長期間飼育できる装置だそうです。最大で90日飼育できます。(今までは二週間程度が最大だった)今までってそんなものだったんですね。かなり画期的な装置なんじゃないでしょうか。
再突入データ収集装置
再突入時の温度などのデータを収集。将来の、有人船の設計データに活かされます。
そして、これが大事です。水のリサイクルシステム。尿の処理や、空中の水分の回収処理を行うものなのですが、現在のシステムに不具合が!!!由々しき問題なので、NASAから緊急要請があり、搭載されることになりました。
個人的には、夏までなくて大丈夫なんだろうか…と思いましたが。
打ち上げはもちろん種子島ですね!!
宇宙へGO!
このこうのとりは、世界ではじめて、国際宇宙ステーションの近くまで行ったあとに、国際宇宙ステーションのアームでドッキングされるのですが、僕はこの動画のこのシーンに胸が熱くなります。
ドッキングが無事に完了した瞬間(10:20)
国際宇宙ステーションへ物資を安全に運ぶこの技術。いつか有人飛行が出来るその時にきっと活かされることでしょう。頑張って欲しいですね。