みどりむしでガソリンを置き換えるというチャレンジ|ユーグレナ
ユーグレナというとイメージが湧かない人でも、みどりむしと言われれば昔教科書で見たあの写真を思い出すはずです。
最近は、色々な微生物の特徴を見つける事により、その特性を生かした商品開発につなげるという研究を行なっている企業が存在しています。それがこの動画にある株式会社ユーグレナ。
みどりむしと一括りにいっても、実はいろんなタイプがいるわけです。普通な奴、いろんな栄養素を作れちゃう奴、全然ダメな奴、そして今回使っているのはオイルを作り出すようなみどりむしです。バイオ燃料と言われます。
バイオ燃料(バイオねんりょう)とは生物体(バイオマス)の持つエネルギーを利用したアルコール燃料、その他合成ガスのこと。石油のような枯渇性資源を代替しうる非枯渇性資源として注目されている他、二酸化炭素(CO2)の総排出量が増えない[1]と言われていることから、主に自動車や航空機を動かす石油燃料の代替物として注目されている。戦時中に代替燃料として松根油が研究された。(Wikipedia)
株式会社ユーグレナでは、みどりむしを大量培養する技術を唯一持っている企業であり、そのみどりむしを活用した新しいビジネスを展開するということになります。
過去にジェット燃料へのチャレンジ等も行なっており、将来的にはその辺まで狙うようですが(2018年に事業化を目標とする)、今回はユーグレナバイオ燃料をガソリンに5%混ぜて一般車両を動かした事がニュースになっています。
将来的には50%を狙うと言う。
ユーグレナは、サプリメントやクッキーと言った形ですでに食されています。その為、バイオ燃料の搾りかすについても、飼料等に使う事ができるということ。
生物の多様性から、何かを開発するというのは、これからもっと色々な所で実現されていきそうですね。個人的に非常に楽しみな分野です。