歯槽膿漏等の歯周病で失った歯茎をお腹の脂肪で再生させる|大阪大学

歯槽膿漏等の歯周病で失った歯茎をお腹の脂肪で再生させる|大阪大学

YOMIURI ONLINEによると、大阪大歯学部付属病院の村上伸也教授が臨床試験に乗り出すとのこと。

最近話題の幹細胞を用いた医療で、お腹の脂肪を10〜30cc採った中にある幹細胞を抽出。3週間培養したものを歯槽骨が欠けた場所に移植する。

すでに動物実験において効果が確認されているということから、厚生労働省のヒト幹細胞に関する審査委員会に研究計画を提出した。認められれば年内にも実施し、安全性や有効性を確かめるとのこと。

なんと歯周病は成人の8割がかかっているという。歯を失うことにも繋がる為、この治療によって救われる人は多くいそうだ。

大阪大学歯学部附属病院口腔治療・歯周科の教授である村上伸也氏の臨床試験結果に目が話せませんね。

 

2011年に発表した論文は

Periodontal Tissue Regeneration by signalling molecule(s): what role does basic fibroblast growth factor (FGF-2) have in periodontal therapy?

「シグナル伝達分子による歯周組織再生:塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)歯周治療にどのような役割があるか?」というもの。

研究領域は「歯周病の病態解析、歯周病の病態診断、歯周組織再生機構の解析、歯根膜組織の遺伝子解析」ということで、歯周病の専門家です。

 

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