必見 | 遠隔地にある義体にログインする時代も遠くはない!かも

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今回JSTと慶應義塾大学が発表したTELESER Ⅴ。

なんと、布の手触り、デニムのゴワゴワ感、シルクのサラサラ感までがわかるという。

TELESAR V

TELESAR V

まるで自分が、ロボットの居る場所にいるかのような感覚になることを、テレイグジスタンスと定義。

今回のシステム。センサが凄まじく優秀です。これは体験してみたい。

 

テレイグジスタンスとは?

テレイグジスタンスとは、その場にいながらにしてまるで遠隔地にいるかのような感覚を得ながら作業やコミュニケーションを可能にする技術です。具体的な実現方法の例として、遠隔地に自分の分身となるアバターロボットを配置し、ユーザーがコックピットからアバターロボットを操縦する「マスタースレーブ」と呼ばれる関係を構築する手法があります。このときユーザーの行動や発話の情報をロボット側に伝えることでユーザーとロボットの行動を同期し、さらにロボットのセンサーを介して得るさまざまな感覚情報をユーザーにフィードバックすることでユーザーがロボットと一体となった感覚を与えます。

これを実現したのがこのシステムです。

図7 テレイグジスタンスの展開例

図7 テレイグジスタンスの展開例
概念図がかっこいい!!

ヴァーチャル登山、テニス、ショッピング。色々な事に応用がききますね。宇宙開発事業もこれで大幅にすすむかもしれません。

手触りを感じるシステム

触原色原理という新しい原理を提唱しています。これは、色の三原色のように、触覚を定義し、あらゆる皮膚感覚は

  • 圧覚
  • 低周波振動覚
  • 高周波振動覚
  • 皮膚伸び覚
  • 冷覚
  • 温覚
  • 痛覚

という7つの感覚を、運動と同期して組み合わせることで表現できるという考え方。命名はこの研究チーム。

人の皮膚感覚においては、皮膚直下に存在している数種類の触覚受容器(触覚を検知する細胞)が神経信号を発信し、脳がこれを合成することで触覚が得られることが知られています。特に圧覚・振動覚はMeissner小体、Merkel細胞、Pacini小体、Ruffini終末といわれる4種類の触覚受容器が存在し、それぞれ異なる刺激によって活動することが知られています。

今回の発表では、グローブが主な進歩で、ロボットに装着されたセンサと、人がはめるグローブが同期することで、遠隔地で触れたものの感覚を伝えます。

触覚ディスプレイは、各要素を指の背や腹に分離して搭載することで、従来難しかった圧力・微細振動・温度の3要素の提示を実現しました。これにより、布と紙などの物体表面の細やかな凹凸による触感を伝達できるようになりました。

すごい!!これです

図3 触感の違いを伝えるグローブ(左)とロボットハンド(右)

図3 触感の違いを伝えるグローブ(左)とロボットハンド(右)

どんどんセンサが優秀になっていきます。視野もヘッドマウントディスプレイの進化でどんどん違和感がなくなっていくでしょう。面白いですね。今後の展開に期待です。

共同発表:細やかな触感を伝えるテレイグジスタンス遠隔操作ロボットを開発
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