新しい!音で消化する、そんな時代が来るかもしれない
今回の発表を行ったのはDARPA。
国防高等研究計画局(こくぼうこうとうけんきゅうけいかくきょく、Defense Advanced Research Projects Agency) は軍隊使用のための新技術開発および研究を行うアメリカ国防総省の機関である。
何故この様なアプローチがされたかというと、例えば2008年の空母ジョージ・ワシントンにおける船上火災が12時間に渡り大きな損害を被った等、兵士を危険に晒す重大な要件であるにも関わらず、今まで消火技術に進歩が見られないということからだそうです。
従来の消火技術というのは、その化学反応を阻害することに焦点が当たっていましたが、今回DARPAでは炎を小さなプラズマと認識し、従来の化学的なアプローチではなく、物理学的に炎を抑制しようと考えたとのこと。
この映像では、電気的に炎を抑制します。ただ、それでは十分ではないようです。
次のアプローチが、音です。(上部の映像)
炎を物理学的に捉えるというのが面白いですね。改めて分析してみると、対処する方法が幾つか見つかったという発見のようです。
燃焼の物理学を突き詰めることで、消火ももちろんですが、より効率良く燃やすという方向にも研究が発展していくのだそう。
2012/07/12 To Extinguish a Hot Flame, DARPA Studied Cold Plasma