コンピューターがあなたと視線で会話する
学校に着いたら、タブレット型端末のスイッチをオン。
授業では、写真や映像が埋め込まれた電子教科書やインターネット上の情報を使って学習します。
手には電子ペンを。
そして、タブレットを操作するのは、あなたの目です。
専用カメラで視線をキャッチ
電子教科書を読み進め、映っているページを読み終わったら自動でめくられる。
気になる動画を見つめると再生され、視線を外せばストップする。
未来のタブレットは、あなたの視線をキャッチして動きます。
なぜ、そんなことができるのでしょう? れる瞳孔の中心と角膜の反射光の位置から検知した、視線の動きにルールを決めれば、画面の端に視線が来たらページをめくる、映像部分を1秒以上見た場合はそれを再生するなど、「見るだけ」で操作することができるのです。
目は口ほどにモノを言う
興味のあるものには何度も視線が行く、興奮したら瞳孔が開く、混乱すると視線が泳ぐなど、無意識のうちに意図を反映した動きをする私たちの目。
この視線を読み取る技術を使えば、コンピューターがあなたの意図を視線で汲み取ってくれるようになるかもしれません。
理科の教科書で特に興味を持った情報について、インターネット上にある写真や映像を見せてくれたり、わからない問題にはヒントを出してくれたりするかもしれません。
視線から、コンピューターと人とのコミュニケーションが始まるのです。
物体を見たときに、網膜に入ってくる光の量を調節する薄い膜「虹彩」に囲まれた穴を「瞳孔」といいます。
人の視線は、その瞳孔の中心と眼球の中心とを結んだ延長線上にあります。
その2つの中心の位置を調べれば、あなたがどの方向を見ているかがわかるのです。
このタブレット型端末は、前面にあるカメラで瞳孔の位置を検出します。
また、眼球の中心位置を知るために、人の目に見えない近赤外光のLEDで目を照らし、黒目を覆う角膜に反射した光をカメラでとらえます。
リアルタイムに検出される瞳孔の中心と角膜の反射光の位置から検知した、視線の動きにルールを決めれば、画面の端に視線が来たらページをめくる、映像部分を1秒以上見た場合はそれを再生するなど、「見るだけ」で操作することができるのです。
目は口ほどにモノを言う
興味のあるものには何度も視線が行く、興奮したら瞳孔が開く、混乱すると視線が泳ぐなど、無意識のうちに意図を反映した動きをする私たちの目。
この視線を読み取る技術を使えば、コンピューターがあなたの意図を視線で汲み取ってくれるようになるかもしれません。
理科の教科書で特に興味を持った情報について、インターネット上にある写真や映像を見せてくれたり、わからない問題にはヒントを出してくれたりするかもしれません。
視線から、コンピューターと人とのコミュニケーションが始まるのです。