理系の海外留学:大学院1年目 日常会話についていけないんですが。。。

理系の海外留学:大学院1年目 日常会話についていけないんですが。。。

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留学してからどのくらい経つと、英語ペラペラしゃべれるようになりますか?
6年ほどアメリカの大学院に留学していました、という話をした時によく聞かれるのがこれ。
結論から言うと、ペラペラ話せるようになるのは英語漬けになって丸2年くらい経ってからです。
そんなことより、ロジックをしっかり組んでしゃべる方が大事。
そこがしっかりしていれば、多少たどたどしくても研究の内容は十分伝わります。
というわけで、日本で英語のレベルを必死こいて上げるより、留学前にやることがあると思うという話。

留学して一番困るのは朝イチの日常会話

僕の場合、留学当初から研究の話は一通り英語でしゃべることは出来ました(そのくらい大学生なら1週間位準備すりゃなんとかなるだろと言いたい)。
けれど、朝イチ若しくはランチしている時の日常会話についていけない。
会話の輪に入れないと、ちょっと悲しい気持ちになるわけですよね。

僕が留学したときはちょうどジョージ・W/・ブッシュの再選に向けての選挙の時期でした。
昨日の討論は聞いたか?とかそんな話に全くついていけないわけです。
僕がいたのが、投票の予測がしづらいオハイオ州だったということもあるかもしれません。
アメリカどこにいても、結構政治の話題は盛り上がります。

もう一つがどこでも盛り上がるのがアメフトの話題。
アメフトの世界一決定戦、スーパーボールって毎年視聴率40%以上を叩き出します。
また、留学していたオハイオ州立大学は、国立競技場より収容人数の多いスタジアムが毎回満員になる程アメフトが人気でした。
今年のチームのどこがいいとかを延々と話すわけですね、学生同士で。

留学先の文化こそ出発前に学ぶべき

日常会話に全くついていけないのは単純に英語力の話ではない、と今では言うことができます。
より複雑な研究の話はある程度できるわけですから。

学ぶべきは留学先の文化です。
例えば、選挙のポイントや論点をもっと知っていれば、政治の話も出来たかもしれません。
アメフトのルールを知っていれば、少しは話にまじれたかもしれません。
その上で、現地でしかわからない空気を体感できるのが留学の醍醐味じゃないかなと最近考えます。

留学を志すみなさん?留学先のお国柄、土地柄調べましたか?