2014年アメリカの研究開発予算の中身とは?
JSTがこんな資料を作っていた
「米国:2014年度大統領予算教 書における研究開発予算の概要 」
9つの優先分野が発表されている
- 先進製造
- クリーン・エネルギー
- 気候変動
- 政策形成・管理における科学的裏付けの強化 5 情報技術研究開発
- ナノテクノロジー
- バイオロジカル・イノベーション
- 科学技術工学数学(STEM)教育
- イノベーションと商業化
予算増加が継続されている部門は以下の3つ
国立科学財団(NSF)、エネルギー省科学局(DOE/SC)、商務省国 立標準技術研究所(NIST)傘下研究所の合計予算として135億ドル (8%増)
ここが面白いです
先進製造研究開発への重点投資:29億ドル(87%増)
製造のイノベーションにお金をかなり投じてますね。
バイオメディカルは巨額の研究費が落ちています。
バイオメディカル研究への継続投資
- NIHに1.5%増の313億ドル
- 脳機能解明を目指すブレイン・イニシアティブ(BRAIN:Brain Research through Advancing Innovative Neurotechnologies)を支 援するため、NIHの神経科学研究計画に4000万ドル。BRAINには他 にDARPA(5000万ドル)、NSF(2000万ドル)も参加。
脳機能の研究はホットな領域ですね。
研究予算請求の省庁別配分
当然のように国防総省がダントツの48%。
比率はこの20年あまり変わっていないようです。
基礎研究の割合が増えています。日本では日本版NIH構想によって基礎研究予算が削られるのではと利根川先生がおっしゃられていましたがどうなることやら。
基礎研究の中での重点領域は
優先度の高い研究課題は、サイバーセキュリティ、ロボティクス、先進学習、 「ビッグ・データ」、クリーン・高効率エネルギー、先進製造、バイオディフェンス
アメリカの行く先が見える資料となっています。詳細はこちらからどうぞ