iPSで作るより、骨はプリントする時代!?
3Dプリンターは試作を素早く製作するために開発された三次元造形機で、1970年代から研究がはじまり、実用化は1980年になってからである。工業化のスピードが早まり、様々な方式が作成されました。現在では光造形型、積層型、粉塵型が支流です。主要製造メーカーはストラタシスジャパン、3Dシステムズ、メイカーボットインダストリーズなどがあります。
現在では、研究がかなり進み3Dプリンターの技術は医療分野に進出しています。なかでも、医療材料を手がけるベンチャー企業のネクスト21は注目です。ネクスト21は東京大学と共同研究で先天性小顎症や外傷などの顔面の骨が欠けてしまった人に移植する、カスタムメイド人工骨を研究しています。
このカスタムメイド人工骨が素晴らしい点は誤差が1mm以下で支持性(体重を支える機能のこと)が優れている点です。この双方が達成できるのはネクスト21だけなのです。素材が複雑ではなく、オーダーメイドが必要なものは3Dプリンターの本領発揮と言ったところでしょうか!今後が楽しみな領域です!!