おっとり妄想Queenのジャングル生活

おっとり妄想Queenのジャングル生活

他の人に比べるとどうやら私はおっとりとしている部類に入るらしい。そして、私の干支が「丑年」だと聞くと妙に納得された。それは、気持ちの面でおっとりとしているだけでなく食事をするスピードが遅いのも影響しているらしく。「あ~、反芻していたんだ~」とからかわれたりした。

そんな私のおっとりした性格が非常に役に立ったのが鳥の巣探しだ。まぁ、あたりまえだが鳥さんは自分の巣の場所を教えてくれない。表札もないので毎日、ジャングルの中を6~8時間くらいひたすら歩き回る。東南アジアのジャングルで小鳥の巣を見つけるのは非常に難しい。どのくらい難しいかというと、8時間歩いて2つ巣が見つかったら万々歳といった調子だ。来る日も来る日も、研究のデータのために、何処にあるか、果たして巣作りを始めているのかもわからないのに歩き回る。確かに、好きでないと続けられないだろう。

巣が見つかったらそこで楽になるかというとそうでもない。今度は、産卵を始めるタイミング、抱卵、孵化、巣立ちと続くわけだ。これは、大体1か月くらい時間がかかる。巣の観察もビデを使用する場合もあるが、実際にハンターのように迷彩テントの中から実際に観察をすることもある。雛が孵った巣では、親が頻繁に給餌にくるので暇になることはない。しかし、抱卵期間には巣であまり目立った動きがないことが多い。しかしだからと言ってほかのことを出来るわけではない。

そんなときもイライラすることもなく、いろいろな瞑想・妄想・迷走?をするのが日課だった。小さいころから私は妄想をするのが好きだ。今でも、ふと時間が空いた時にはいろいろな妄想をする。そんな他愛い妄想からいつかビジネスチャンスに繋がる素敵なアイディアが?なんて妄想を今晩もしている。