100年以上続く日本の「理系」老舗企業~プロローグ~
絶賛只今就活中、リバネスインターン生の蜂屋です。
就活してみて、今まで知らなかったことの実に多いことよ。
皆さんも「名前は知っているけれど、何をしてるか実際知らない」そんな企業は少なくないはず。
ここでは、理系な私が興味をもった「100年以上続く日本の理系企業」についてレポートします。
実は日本は創業100年以上の企業が2万6114社もあるんですね(帝国データバンク:長寿企業の実態調査(2013年)より)。
しかも世界最古の企業ベスト3も全て日本企業。
なかなか興味深い事実です。
また2008年に韓国銀行が発表した報告書「日本企業の長寿要因および示唆点」によると、世界で創業200年以上の企業は5586社、この内半分以上の3146社が2位837社のドイツを遠く突き放して日本に存在します。
先日読んだWEB記事「創業100年超の「長寿企業」2万6000社。帝国データバンクが最新調査結果を発表」ではその理由を以下のように分析していました。
日本に歴史ある企業が多い理由としては、植民地化や長期にわたる内戦などで人や産業が壊滅的な状態にまで追い込まれることがなかったことがあげられる。
歴史的な背景もあるんですね(そりゃそうか)。
今回は特に、理系が「開発職」として就職する企業に注目したいと思います。
個人的に科学最先端の企業って歴史が浅いイメージがあったのですが、調べてみたら出てくる、出てくる。
ではまず、有名どころをざっとあげてみましょう。
サントリー(1899年創業)
LION(1918年)
ロート製薬(1899年)
資生堂(1872年)
IHI(1853年)
NEC(1899年)
東京ガス(1855年)
島津製作所(1875年)
新日鐵住金(1857年・新日本製鐵から)
ブラザー工業(1908年)>>カラオケ機器JOYSOUNDの生みの親
などなど。
大体1900年創業の企業が多いですが、1900年代って言ったら明治時代ですよ。
文明開化まっただ中、日露戦争、日英同盟、ポーツマス条約の時代です。
そんな時から続いている、理系の血筋と発明者スピリット、気になりませんか?
私は大いに気になってしまったわけですよ。
というわけで、次回から企業1つずつ、創業した当初について、創業者のエピソード、時代をどう乗り越えてきたかを私なりに紹介していきたいと思います。
ではでは。