自動車部品大解剖!こんな技術に男泣き!~プロローグ~
100年続く「理系」企業シリーズの次は自動車部品業界にフォーカスします。
2~3万の部品でできていると言われる自動車。
そのエッセンスは部品にあるのでは?
実は、機械工学の方だけでなく、理系全般に活躍の場がある業界だと思います。
え?自動車部品?
「え?自動車部品会社って自動車会社の下請けじゃないの?」とか、
「基本は小さな会社なんじゃないの?」といったイメージを持っている方の方が多いのではないでしょうか?
甘い、甘すぎる。
世界中に拠点が存在、単独社員5000人を超える企業なんてざらです。
企業に対してビジネスをする所謂「B to B」の業界であるが故に一般的な知名度はないかもしれませんが中身はイケてます。
この業界の募集範囲は材料工学系・機械工学系・理工学系・化学系・電子工学系などなど結構広い。
しかも博士のリクルーティングに力を入れているところも多いですね。
つまりは、理系だったら知っておいて損はない!というフィールドなのです。
ちなみにちょっと調べると、トヨタ系列の総合自動車部品メーカーであるデンソーの平均年収は780万円。
独立系の部品メーカーでも平均年収600万越えの会社とかフッツーにあります。
目が$になりかねない。
独立系に注目
自動車部品メーカーはいわゆる総合自動車部品メーカーであるメガサプライヤーと、独立系と呼ばれる一部の技術(ブレーキやバネなど)に特化した企業に分かれます。
メガサプライヤーに関しては色々な技術や図太い戦略など非常に面白いんですが、私が今回注目したいのは独立系。
この業界は全般的に海外メガサプライヤーに押され気味と言われているのですが、独自の技術でタフに生き残っている会社が沢山あるのです。
例えば、エンジンのスパークプラグという部品を扱う日本特殊陶業。
それから、潤滑油に特化したNOKなど、まだまだ世界シェアトップを譲りません。
もう一つ。
大企業お抱えと違い、独立系なら開発された部品がどの企業の車にも組み込まれる可能性があるんです。
部品を制する者は世界を制する、くらいの規模感ですよね。
これは熱い。
というわけで、独立系の部品メーカーについて調べたところをシェアしたいと思うに至ったのです。
詳しい話は次回から。
独立系自動車部品企業の一つ一つの部品を取り上げ、その技術に男泣き(私は女ですが)していただきたい!
楽しみにしてくださいまし。
参考URL
日経テクノロジー:メガサプライヤー
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20131122/318106/
ブルームバーグ:海外メガサプライヤーと国内部品メーカーについて
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MM5YP86TTDSV01.html
日本自動車工業会HP:
http://www.jama.or.jp/children/encyclopedia/encyclopedia1.html
業界サーチ:
http://gyokai-search.com/3-car-buhin.htm
http://gyokai-search.com/4-car-buhin-nensyu.htm
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