大船に乗った気分で、モノづくりで事業化してください
ちょうど一年前に、僕は墨田区を駆けずり回っていました。
墨田区には町工場が3000社程度あり、区内の事業者をくまなく訪問した結果、モノづくりの世界にネットワークを作る事が出来ました。
3Dプリンタがもてはやされ、誰もがモノづくりに参加出来る時代が到来していますが、趣味を越え事業化するには何もかも自分でやるというのは心許ないというのはモノづくりベンチャーなら誰もが感じることのようです。
素人がプロダクトを量産するには、試行錯誤を余計に繰り返さなければなりません。
アイデアをスピード感をもったまま形にするには、経験値が必要となってくることが分かりました。
リバネスの周りには今、新規事業を起こしたい!イノベーションで世界を変えたい!という人が集まるようになっています。
そのアイデアは、IT業界のようにアプリケーションを中心としたものとは少し違い、ハードが伴うものが多いというのが特徴です。
2013年度の墨田区におけるネットワーク構築によって、こういった人たちが実際にものを作りたい!と思った時に、適切な人に繋げることが出来るようになったのです。
事例としては、WHILLさんと墨田加工さんとのコラボレーションが最適でしょう。
求めるものはスピード&クオリティ
内藤:WHILLは2012年5月に設立し、本年7月にはアメリカで100万ドルの資金調達に成功しました。現在は12月からアメリカで行うユーザーテストに向けて試作機の開発を急ピッチで進めています。試作を進める中で、プラスチックの外装を製造できる町工場を探していて、知り合いから墨田加工さんを紹介してもらいました。
鈴木:墨田加工は、プラスチックの成形や切削などの加工技術を総合的に提供する墨田区の町工場です。ロットや精度など、お客様のニーズに応じた成形方法を提案し、小ロットから大量生産まで対応しています。WHILLさんのように試作段階での依頼も数多く来ますね。
内藤:何社か見積もりを取った中で墨田加工さんにお願いをした一番の理由はスピードとクオリティです。元々僕と榊原は家電メーカーのエンジニアだったので、乗り物を開発した経験もなければ小ロットの外装を作ったこともありません。そんな中で、加工方法や材料選定、設計などこちら側のニーズと意図を聞きながら、ものづくりの面で引っ張っていってくれる技術的な情報の質とスピードの速さが決め手でした。
双方の強みをうまくマッチング出来た事例だと思います。
モノづくりで事業化したい人、集まれ!
僕はビジコンが嫌いです…
と、弊社代表の丸が言い放ち、スタートしたテックプラングランプリ。
第一回を終え、今は第二回に向けて動いています。
でもね、実は重要なのは、Techplanterという事業化育成スキームの方なんですよね。
大企業から、上場経験事業者、そして町工場の面々。
様々なメンターが参加者の事業化を支援する。
それを一押しにしたのがTechplanterとテックプラングランプリなのです。
どんな人がメンターになってくれるのかについては、おいおい当ブログでリリースされますのでお楽しみに。
モノづくりのアイデアを抱えたキミ!
是非こちらからエントリーすると良いと思います。
細かいことが決まってなくても構いません。まずはエントリーして情報を受け取ってみませんか?