【レポート】アントレキャンプDay3、改良と議論を重ね未来を仕掛ける(後編)

【レポート】アントレキャンプDay3、改良と議論を重ね未来を仕掛ける(後編)

中高生のためのアントレキャンプ、Day3バイオコースのようすをお伝えします!
Day1のようすはこちら
Day3前編(ロケット)のようすはこちら

まずは朝ピッチの様子。前日の学び、課題、次に調整したいことを1分間で発表します。段々と、自信を持って話せるようになってきています。

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バイオコースでは、遺伝子組み換えによって、2色に光る大腸菌の作成に挑戦してきました。前日までの実験では、光るサンゴから精製したKikGという蛍光タンパク質と、KikGのDNAにランダムに変異を起こしたもの(KikGX1、KikGX2、KikGX3)をそれぞれ大腸菌に導入しました。

このなかにどれか1つ、2色に光るものがある可能性があります。
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結果はいかに・・・?
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赤、青、緑、白、紫外線それぞれのライトを当て、大腸菌が培養されたシャーレの様子を比較します。DSC_1285

見事、紫外線を当てることで色の変わるものを見つけることができました。
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その後は班ごとに、DNA配列を比較し、2色に光る変異を生み出したDNAを特定するための研究計画を話し合いました。

また、アントレキャンプならではの光景ですが、中庭に出て青空のもと、3日間の研究成果をまとめる姿も見られました。DSC_1331
DSC_1332 のコピー

午後には、実験からは少し頭を切り替えて、アントレキャンプ本来のミッションに戻ります。「あなたはどんな”コト”を仕掛けますか?」というミッションがありましたが、まずは自分自身が持っているパッションや、課題意識に気づくためのペアワークを行いました。

 

その名も、「なんでなんでワーク」。『好きな科目はなんですか』『最近不安・不満に思うことはなんですか』といったお題に対し、ペアで会話を続けます。「それはなんでですか」「例えば?」といった質問をくり返すことで、心の底から自分が熱中できるもの、打ち込めるもの、挑戦したいと思っている課題等に気づくことができたようです。

DSC_1371「数字が好き。」「なんでですか?」「数字の偉大さが好き。数字によって、世の中のことが、生命や宇宙の起源まで全て語ることができるから」

といった会話が繰り返されました。

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ここでの生徒たちの気付きは、最終日の個人発表にもつながります。
続報をお楽しみください!