宇宙を旅した「宇宙大豆」、生産量2トン超え 商品開発の連携企業を募集開始

宇宙を旅した「宇宙大豆」、生産量2トン超え 商品開発の連携企業を募集開始

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:丸幸弘)は、宮坂醸造株式会社(本社:東京都中野区、代表:宮坂勇一郎)とともに、全国各地の特色ある大豆を宇宙に打ち上げ、研究や教育、地域活性に活用する取り組み「宇宙大豆プロジェクト」を実施しています。本年は、生産量が2トンを超えた宇宙大豆のさらなるブランド確立を目指し、生産量拡大や商品化への参画を希望する企業を募集いたします。

 

本プロジェクトは、2010年に始まり、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟に最大10か月間保管し地球に帰還した種子を、全国の小中高生や農家とともに継代してまいりました。これまで、宇宙大豆と地球大豆の生育比較を中心とした地道な栽培研究活動を継続しながら、商品化に向けた生産体制を構築しています。第6期に入った本年、生産拠点は全国15都道府県29ヶ所にまで拡大しています。宇宙から帰還した際にわずか145グラムであった大豆は、昨年度には1トンを超える収穫量を達成した地域も出てきており、ついに商品化に見合う規模の生産体制が整いました。先駆的な事例として、宇宙大豆を焙煎ブレンドしたティーバッグを企業と協同開発した高校や、加工・製造設備を持つ他地域と連携をはかり商品化に成功した農業組合が注目をあびています。

 

【商品化事例】

  • 商品名:なの茶
  • 都道府県:三重県
  • 宇宙大豆:鶏頭大豆
  • 製造者:株式会社川原製茶
  • 販売者:株式会社川原製茶

 
三重県相可高校の生産経済科の生徒が、川原製茶と商品開発を行い完成しました。三重特産の伊勢茶に宇宙鶏頭大豆がブレンドされています。味やパッケージ、商品名は高校生のアイデアを活かしてつくられています。多気町丹生の「ふれあいの館」や「川原製茶本社」で販売されています。

  • 商品名:宇宙大豆クッキー
  • 都道府県:山形県
  • 宇宙大豆:津久井在来大豆、秘伝豆
  • 製造者:株式会社實埜邑
  • 販売者:有限会社小国町農業振興公社

 
宇宙津久井在来大豆、秘伝豆をきなこにしたものをクッキーに練り込み焼き上げました。小国町では白い森ショッピングセンターアスモ「まちの駅」で販売しているほか、各地の科学館でも販売が始まっています。

 

【宇宙大豆生産拠点マップ】

今後は、学生、企業、農家が一丸となった地域の活性化を目指し、宇宙大豆商品のマーケティングやブランディングを積極的に行ってまいります。宇宙大豆プロジェクトの理念に共感し、商品化のための生産、加工技術をもった団体・企業の皆様の参画を募集しております。これまでの全国での栽培研究活動や、商品化の事例については、リニューアルした「宇宙大豆プロジェクト」ウェブサイトも併せてご覧ください。

 

【本件に関するお問い合わせ先】

企業名:株式会社リバネス 担当者名:地域開発事業部 宮内
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
Email: [email protected]