「機械学習」をテーマとして第2回関西フロントランナーセミナーを実施

「機械学習」をテーマとして第2回関西フロントランナーセミナーを実施

9月24日、第2回関西フロントランナーセミナー「機械学習による新しいビジネスチャンスを考える」を実施いたしました。

第2回フロントランナーセミナーの様子1演者としてお迎えしたのは、京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻 助教の大関真之さんです。
機械学習という難しいテーマを大関さんは「関数の自律的フィッティング、つまりデータを説明づける数式を自動的に見つけ出す技術」と定義づけ、わかりやすい例えや様々な応用例を紹介されました。
中でも圧巻は大関さんが専門とするスパース性の利用。スパースとは「稀(まれ)」を意味する英語ですが、データの大部分を占める「無視してよい情報」(MRI画像の背景の黒い部分など)を判別することで、従来より少ないデータ量から意味を抽出することができるそうです。実際、この技術を利用したMRIは画像取得に必要な時間が1/8になるとのことで、他の応用においても「情報量が少ないから」と諦める必要はない、という話が挙がりました。

第2回フロントランナーセミナーの様子2駿台予備学校で講師を務めていたという大関さんの言葉どおり、機械学習という難しいテーマではありましたがわかりやすく紹介され、懇親会の場でも具体的な共同プロジェクトに発展しうる話が取り交わされました。

開催概要

日時:9月24日(木)18:30-20:00 (20:00より懇親会)

場所:株式会社リバネス 大阪事業所 3階セミナー室
大阪府大阪市中央区北浜1-5-7 北浜MDビル3階

参加者:13名

次回テーマ

次回は「食品の機能性」をテーマに、京都大学農学研究科の大日向耕作助教を招いて下記日程で実施いたします。
日程:11月18日(水)18:30-20:00(20:00より懇親会)

ご興味のある方は下記よりお申し込みください。