神戸大学で博士のキャリアセミナーを実施しました

神戸大学で博士のキャリアセミナーを実施しました

株式会社リバネスでは神戸大学理学研究科において、10月21日、「研究キャリアの相談所セミナー」を開催しました。

弊社は研究者が研究経験を活かして、幅広い活躍ができる社会をめざして、「研究キャリアの相談所」を開設しています。
今回のセミナーはその活動の一環として、博士課程の学生を対象として神戸大学で初めて開催されました。

当日は、多くの企業や研究者とキャリアについて話をしてきた同相談所スタッフの環野から、研究者が産業界でもアカデミアでも幅広く活躍できるために共通する視点や、企業が博士人材をどのように見ているのか、
また社会で活躍するために鍛えるべき力についてお話しました。

また、弊社の博士スタッフである石澤から「博士流研究経験の活かし方」
と題して、博士号を取得した人材が博士での経験を活かしてどのように活躍できるのか、についてお話しました。

当日は、自由にキャリアについて質問をする「研究キャリアの相談会」も開催。「研究職に就いたらずっと同じ研究テーマで仕事をするのか」「どういう基準でアカデミアに行くか企業に行くかを決めたらいいのか」など、様々な質問が出ました。

参加者は「博士の選択肢が広がった気がする」など、それぞれに気づきがあったようです。

参加者とのディスカッションを通して感じたのは「10年先も変化し続けられる人であった方が良い」ということ。博士といえども新卒一括採用が主流の世の中にあって、「この道をすすんだらどうなるのか」「博士として好きな研究を活かした仕事ができるのか」ということが不安になります。世の中がどんどん変化していく中で、全員が一本道のキャリアとは限りません。就職先の中でも変化していくだろうし、自分自身の気持ちが変わることだってあります。違うと思ってもそれは失敗ではありません。研究者のキャリア形成においても、周りや自分が変化したとしても主体的にその時々の選択ができるよう、自分で考えていくことが必要なのだと思います。

10月21日研究キャリアの相談所セミナー

■時間:17:00-18:30
■場所:神戸大学理学部Z棟
■対象:博士課程の学生

■内容:
1.これからの研究者を取り巻く環境と求められること
2.博士流研究経験の活かし方
(博士号取得者でビジネス経験を持つ弊社スタッフの講演)
3.研究キャリアの相談会(参加者からの質問受付)

■参加者からの感想

  • アカデミアと企業のみでないということがわかった。博士卒業後の可能性が広いということを知れた。
  • 「博士になってよかった」と思いました。勇気をもらいました。
  • 自分がどんな仕事をするかもっと考えていろんなことをやることを覚悟します。
  • 多様な観点を考えることができた。意外に多様なところで博士が働いているのだとわかった。
  • 博士としての強みを活かすためにはまじめに今やっていることをやることだ、と思った。
  • 博士の後について、今までより広い視点があるということがわかった。
  • こういうセミナーがあったら参加したり、考えてみようと思う。

研究キャリアの相談セミナーに関するお問い合わせ

研究キャリアの相談所 環野([email protected])まで