知と知を結ぶBeAGRIセミナー 食べ物を科学するラボツアー&セミナーを開催しました。
株式会社リバネスは、平成27年11月12日(木)に、知と知を結ぶBeAGRIセミナー『食べ物を科学するラボツアー&セミナー』を開催いたしました。当日は、沖縄県内の農家や食品関連メーカー、飲食店経営者など合計9名にご参加いただきました。
本セミナーは地域活性推進マガジンBeAGRI沖縄と連動した企画であり、BeAGRI沖縄vol.3にて紹介した、6次産業化を助ける試作品および食品分析のサービスについて実際に体験することを目的に実施いたしました。
沖縄健康バイオテクロジー研究開発センターは、一般社団法人トロピカルテクノプラスが管理・運営しており、初めにセンター長の渡嘉敷唯章氏よりご挨拶を頂きました。次に、新屋敷博人氏より施設概要の説明を受けました。その後、実際に施設を活用して製造した県産野菜を粉末化したパウダーやドライフルーツなどを手に取りながら説明を受け、ラボツアーに出発しました。
ラボツアーでは施設を回りながら、粉末化装置やフリーズドライ加工装置、レトルト殺菌装置などの実機を見学しました。新屋敷氏からは、実際にどのような形での利用が多いのか、コストはどれほどかかるのかなど、利用したときを想定した説明がなされ、参加者は各々がメモを取っていました。また、加工装置だけではなく、食品の分析に使用される機器も見学し、どのような成分が測定できるのかの紹介を受けました。
施設見学後は、トロピカルテクノプラスが所有する、おいしさを数値化する味覚センサーについて紹介を行いました。産地別の農産物のおいしさの違いを数値によって表すことができる新たな分析技術について解説し、具体的に県内で利用された事例を説明しました。
最後に、昨今話題となっている機能性農産物について株式会社リバネスの岡崎敬より話題提供を行いました。機能性農産物に関する話題やそれらを使ったテーラーメード機能性弁当の開発プロジェクトについて解説を行いました。
参加者からの言葉
参加者の中には、試作や小ロットの食品加工ができる施設があることを初めて知ったという方もおり、「ためになった」という意見が多く見られました。また、実際に試作品の加工をするために必要な金額や時間などの具体的な質問が多く寄せられ、次のステップにむけた相談をする姿も見られました。また機能性農産物については、機能性農産物の現状を知り、将来性があることを感じたという意見が多く聞かれました。
分析サービスも承っております
今後もリバネス沖縄事業所では先端技術を沖縄に届けるべく、このようなセミナーを開催する予定です。また、食品開発に関する様々な分析サービスも展開しております。ご興味のある方は研究の窓口WEBサイトをご覧ください。
セミナーに関するお問い合せ先
株式会社リバネス沖縄事業所(担当:福田)
TEL:098-996-1404 MAIL:[email protected]