イノベーション教育学会 にて新しい教育メソッドの事例発表を行いました
株式会社リバネス研究キャリアセンターは2016年6月18日(土)19(日)に開催された『イノベーション教育学会第4回年次大会』にて口頭発表を行いました。
本大会は「産業界に資するイノベーション教育とは何か」- 大学における教育改革と将来のイノベーション教育のあるべき方向性 -」をテーマに東京工業大学にて開催されました。当日はEDGEプログラムをはじめとする大学で推進されている先進的なワークショップ事例発表や、イノベーション教育の最新事例発表が行われ、教育関係者及び産業界から156名が参加しました。
リバネスが行った発表は、東京工業大学とともに開発した、博士課程の学生を対象としたイノベーション教育の新たなメソッドを提案することを目的に行いました。提案した教育メソッドは、平成28年3月に東京工業大学と行った、博士課程リーディングプログラムの学生を集めた「第1回ビジネス構想コンペティション」を実践研究の事例としています。
このプログラムでは、
リーディングプログラムに参加する学生の抱える課題として以下の3点を設定し、短い時間の中で
実践的にこれらの経験を積むことができるワークを設計・試行しています。
(1)アカデミックな研究人材以外とプロジェクトを遂行する機会が少ないこと
(2)研究の実用化・事業化プロセスに触れる体験をアウトプットする場(リアルな社会課題解決の実装の場)が少ないこと
(3)上の経験でのみ得られる産学連携(または多様なステークホルダーを巻き込んだ形)でのプロジェクトマネジメントの経験が少ないこと
発表では、事前課題と当日ワークの詳細、当日アンケート結果、実施後の学生の追跡調査を元に、大学教員と企業人との共同による新たなイノベーション人材教育の方法を提案しました。
当日はワークショップにて学生のメンターとして配置した、ベンチャー企業の創業者や大企業の新規事業創出経験者の選定方法や役割の設定等、プログラムの設計について多くの質問をいただきました。
発表要旨
博士課程の学生を対象とした、「破壊と再構築」によるイノベーション教育の新たなメソッドの提案
武田隆太、塚越光、楠晴奈、齊藤想聖(株式会社リバネス研究キャリアセンター)
西條美紀(東京工業大学)
第1回ビジネス構想コンペティション
リバネスでは大学・企業の研究・開発者を対象に新しいコトを起こす人材の育成プログラムを開発・実践しています。
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人材開発事業部 楠・齊藤 [email protected]