中高生のためのsomeoneセミナー「人工知能研究者が見ている10年後の未来」を実施しました
2016年6月26日に中高生のためのsomeoneセミナー「ウワサのハカセに会おう!」を株式会社リバネス知識創業製造センターにて実施いたしました。
someoneセミナーとは、中高生のための研究キャリア・サイエンス入門冊子『someone』から派生したイベントです。これまで、誌面を通じて最先端の研究を行う大学や企業の研究者を紹介してきましたが、今回は中高生が直接研究者に会い、彼らのもつ研究への情熱を肌で感じながら最先端研究を学ぶ場を作りました。
第1回は「人工知能研究者が見ている10年後の未来」と題して、講師に早稲田大学工学部表現工学科教授、人工知能学会理事である尾形哲也先生をお招きして、人工知能が発展してきた歴史や、ディープラーニングといった人工知能しくみ、尾形先生が考える今後の人工知能の発展についてお話いただきました。
その後、参加者をチームに分け、「10年後の2026年6月26日の高校生尾形くんの一日を考える」ワークショップを行いました。今の生活がどのように発展していくのか、それぞれが自由に意見を出しあい、その後尾形先生にそれが実際に実現可能かどうかコメントをいただきました。
今回は、セミナーのオンライン配信も行い、総勢30名の参加者が集いました。
中には、自分でロボットをつくったことがある小学6年生や、授業の参考にしたい先生のご参加もいただきました。高校生から、尾形先生に人工知能の倫理について見解を求める場面もあり、みなさんの人工知能への興味・関心の高さが感じられました。
尾形先生、参加者の皆さん、ありがとうございました。
someoneセミナーは、次回8月開催を予定しています。