実施報告:熊本テックプラングランプリ最終選考会 最優秀賞は株式会社サイディン
熊本県(知事:蒲島 郁夫)、株式会社肥後銀行(代表取締役頭取:甲斐隆博)、国立大学法人熊本大学(学長:原田 信志)、一般社団法人熊本県工業連合会(代表理事・会長:足立 國功)及び株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:丸 幸弘)の5者を構成員とする「熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム(※1、以下本コンソーシアム)」では、アグリ・バイオ等の自然共生型産業などの創出に向けて、次世代技術と情熱をもって熊本から世界を変えようとする起業家を発掘・育成する創業支援プログラム「KUMAMOTO TECH PLANTER(※2)」を運営しております。
2月9日よりエントリーチームを募集したところ、県内の資源や大学技術を活用したバイオ、農林水産、ヘルスケア、ものづくりなど幅広い分野の企業・研究者等が集まり、6月10日までに県内外より22者25テーマの申請を受け付けました。6月20日に本コンソーシアムにおいて厳正な審査を行った結果、学生、研究者、ベンチャー企業、第二創業、県外ベンチャーと多様な9チームを最終選考会に選出し、去る7月16日に最終選考会を行いました。
会場には一般聴講者および関係者合わせて約300名が参加し、熱のこもったプレゼンテーションと審査員から鋭い質問が行われました。会場投票および審査員による審査の結果、4つの企業賞が授与され、最優秀賞には株式会社サイディン(発表テーマ:シクロデキストリンを基盤分子とした医薬品および機能性食品の創製)が最優秀賞に選ばれました。
創業支援プログラム「KUMAMOTO TECH PLANTER」は今後も、熊本から世界を変える一歩を踏み出す起業家を発掘・育成してまいります。弊社としてもコンソーシアムおよびパートナー企業をはじめ、本取り組みに関わってくださった皆さまとともに、熊本の地域活性化に取り組んでまいります。
熊本テックプラングランプリ最終選考会結果
◎最優秀賞(賞金30万円、TECH PLAN DEMO DAY※3への参加権)
株式会社サイディン「シクロデキストリンを基盤分子とした医薬品および機能性食品の創製」
◎リバネス賞(TECH PLANTER in TAIWANへの参加権)
グリーンサイエンス・マテリアル株式会社「日本固有藍藻スイゼンジノリを利用した事業」
◎シタテル賞(制服のデザインとハンズオン支援)
AMI株式会社「遠隔診療対応聴診器で離島僻地にクラウド総合病院を」
◎プレシード賞(賞金5万円、起業にむけたハンズオン支援)
BANJI「温泉化粧品の開発から創薬へ」
◎JT賞(賞金20万円)
アグリスクリーニング「アグリ関連物質の迅速スクリーニングと多岐製品開発への応用」
※1:熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムとは
熊本県・株式会社肥後銀行・国立大学法人熊本大学・一般社団法人熊本県工業連合会・株式会社リバネスの 5 者を構成員とする、(1)支援プラットフォームの構築及び運営、(2)次世代ベンチャーコンテストの開催、(3)次世代技術の発掘及び育成、(4)パートナー企業の発掘及びマッチング等を実施する主体となる組織です。
※2:KUMAMOTO TECH PLANTERとは
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムが実施する、創業支援プラットフォームから、情熱をもって世界を変えようとする起業家を育成する創業支援プログラムを指します。尚、5月21日のキックオフイベントまでは「TECH PLANTER in 熊本」の名称を使用しておりましたが、以後は名称を「KUMAMOTO TECH PLANTER」といたします。
※3:TECH PLAN DEMO DAYとは
株式会社リバネスが運営する、日本国内ならびにシンガポール、インドなどアジア5カ国における技術シーズ発掘育成を行うビジネスプランコンテストの総称であり、2016年度は、ものづくりを対象とするディープテックグランプリ、バイオテクノロジーを対象とするバイオテックグランプリ、アグリテクノロジーを対象とするアグリテックグランプリの3大会の開催をそれぞれ9月10日、9月17日、9月24日に予定しております。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社リバネス 地域開発事業部(熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム事務局)
TEL:03-5227-4198 / Email: [email protected]