【満員御礼】味覚と文化を伝える沖縄食品の試食会をシンガポールで実施
2016年8月26日(金)、株式会社リバネスは「沖縄産加工食品の海外展開促進事業」の活動の一環として、シンガポールにて沖縄県の食文化や味覚の特徴を伝える試食会を実施いたしました。
本事業では、一般社団法人トロピカルテクノプラス・株式会社アドスタッフ博報堂・株式会社リバネスの3社で構成された共同企業体が沖縄県より業務委託を受け、シンガポール・タイ・香港・台湾の4カ国を対象とした研究活動を実施しています。味覚やにおいの分析装置・技術を持つトロピカルテクノプラスや工業技術センターとの協働のもと、味覚分析の結果に基づいた商品開発や販売促進が、県産加工食品の海外展開の一助となることを目指しています。2年度目となる本年度は麺・レトルト・菓子・飲料の4カテゴリにおいて、4社の県内企業を選定し調査を開始しました。
試食会当日は、20〜40代を中心とする一般市民や食品事業従事者を含む33名の参加者が集まりました。対象食品は、沖縄そば・変わり麺(もずく・よもぎ)・レトルトカレー・ちんすこう・シークヮーサージュース・パパイヤGABAジュースの6品目。例えば麺の硬さやスープの風味を、よりシンガポール人が好むと思われる方向性に改良した食品もあり、一品一品味や食感を確かめ周囲と議論をする人や、真剣に評価シートに意見を書く様子が印象的でした。今回得られる結果は、「現地の味覚に近づけて食品開発をすることは、”美味しい”という評価や購買動機につながるのか」といった興味深い疑問の考察に大変重要なものとなります。
本事業では、11月にタイでの初の試食会を、1〜2月にはシンガポールで再び調査を実施し、日本食や沖縄食の飲食店従事者にも焦点を当ててニーズのヒアリングを行う予定です。
リバネスは、今後も研究者の視点で日本と海外の味覚や食文化を俯瞰し、両者の橋渡しを行う活動を継続して参ります。
食品の海外展開をご検討中の企業や自治体の皆様、リバネスにご相談ください。ご連絡をお待ちしております。
【お問合せ】
株式会社リバネス 国際開発事業部(担当:秋永・前田)
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