8月9日 マリンチャレンジプログラム関東大会 〜海と日本プロジェクト〜開催しました。優秀賞は千葉大学教育学部附属中学校、富山県滑川高校、かえつ有明高等学校 に決定!
8月9日、TEPIA先端科学技術館にて、マリンチャレンジプログラム関東大会〜海と日本プロジェクト〜を開催しました(主催:株式会社リバネス、日本財団)。当日は、11校13チームが参加し、海洋や水環境に関する研究発表を行いました。
優秀賞受賞チーム、研究代表者は以下の通りです
テーマ | 学校名 | 研究代表者 |
膜を用いた”海水淡水化”への挑戦 ~イオン分析による膜の性質の調査~ | 国立大学法人 千葉大学教育学部附属中学校(千葉県) | 藤堂 博仁 |
小型ROVについて | 富山県立滑川高校(富山県) | 日野 航 |
トビハゼが転がる方向に規則はあるのか | かえつ有明高等学校(東京都) | 田中 絢音 |
本取組では、海洋研究、産業の未来を担う次世代育成を目的とし、中高生の研究を支援しています。これまでに、日本5地方で研究テーマを募集し、集まった約70件を選考にかけ、59件が一次採択校となりました。本エリアでは13チームが採択され、研究を行ってきました。今回の発表会は地方ブロック事に行われる中間発表会にあたります。優秀賞を受賞した3チームは、3月に都内で行われる全国大会に参加します。
研究テーマ | 学校名 | 研究代表者名 | |
1 | 膜を用いた”海水淡水化”への挑戦 ~イオン分析による膜の性質の調査~ | 国立大学法人 千葉大学教育学部附属中学校 | 藤堂 博仁 |
2 | 水産王国やまなし ~山梨の経済を救いマス~ | 山梨県立甲府第一高等学校 | 青木 諒 |
3 | 藻類の胞子が濁流の中でどのようにして接着するのか ~水中用瞬間接着剤の発明にむけて~ | 浦和実業学園中学校 | 大瀧 颯祐 |
4 | 小型ROVについて | 富山県立滑川高校 | 日野 航 |
5 | トビハゼが転がる方向に規則はあるのか | かえつ有明高等学校 | 田中 絢音 |
6 | カワモズクの培養 | 浦和実業学園高等学校 | 土屋 柊人 |
7 | 人気の高い擬似餌から考察する肉食魚類の嗜好性 | 栃木県立馬頭高等学校 | 青木 海 |
8 | 緑色光照射が及ぼす魚類の成長速度の変化 | 浦和実業学園高等学校 | 米山 慶亮 |
9 | 水の輪の研究 | 大磯町立大磯中学校 | 伊東 実聖 |
10 | サンゴと共生藻に関する研究 | 玉川学園高等部 | 杉浦 美帆 |
11 | 河口湖の個体群の調査 | 山梨県立吉田高等学校 | 花田 夏羽 |
12 | 三浦の海の生物種の変化 | 三浦市立初声中学校 | 市川 敬吾 |
13 | 水中探査のためのロボットの製作 | 早稲田大学本庄高等学院 | 鎌田 賢知 |
全国の採択チーム・研究テーマ一覧は、マリンチャレンジプログラムウェブサイトからご覧いただけます。https://marine.s-castle.com/(マリンチャレンジプログラムは「海と日本PROJECT」の一環で実施しています)
<当日の様子>
自分たちの熱をしっかり込め、思い思いにスライドを用いて発表を行いました。
ポスター交流会では生徒同士の名刺交換も行いました。学校や、学年も越え、生徒同士や審査員とのディスカッションも弾みました。また、新たに共同研究が始まるきっかけになったところもあり、熱い空気に包まれました。
中央大学大学院 理工学研究科の 博士前期課程1年の只見 侃朗さんに「生物の特徴を活用したロボットによる海底掘削探査の実現」というテーマでお話いただきました。只見さんはミミズの動きを利用し、人工筋肉で巧みに海底を掘り進んでいくロボットの研究をしています。講演後、生徒たちからは「掘っていくときにでる土はどうしているのか」「人工筋肉の運動はどのように制御しているのか」などの質問が出ていました。
緊張しながら名刺を審査員や生徒同士と交換しました