8月24日 マリンチャレンジプログラム関西大会 〜海と日本プロジェクト〜開催しました。優秀賞は白陵高等学校、高槻高等学校、清風高等学校、和歌山高等専門学校 に決定。
8月24日、ATCホールにて、マリンチャレンジプログラム関西大会〜海と日本プロジェクト〜を開催しました(主催:株式会社リバネス、日本財団)。
当日は、13校14チームが参加し、海洋や水環境に関する研究発表を行いました。
優秀賞受賞チーム、研究代表者は以下の通りです。
テーマ | 学校名 | 研究代表者 |
兵庫県沿岸の海産魚のエラに寄生するMicrocotyle属単生類の形態・分類学的研究および系統分類確立に向けての試み | 白陵高等学校 | 小野 夏実 |
ハレム形態を持つ雌性先熟魚2種におけるハレム構造・生態の違い | 高槻高等学校 | 尾野 純暉 |
海洋環境保全のためのバイオセメンテーション技術の開発 | 国立和歌山工業高等専門学校 | 中嶋 夢生 |
ヘドロは本当に肥料になるのか?
〜MAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)作りに挑戦〜 |
清風高等学校 | 渡部 稜瑛 |
本取組では、海洋研究、産業の未来を担う次世代育成を目的とし、中高生の研究を支援しています。これまでに、日本5地方で研究テーマを募集し、集まった約70件を選考にかけ、59件が一次採択校となりました。本エリアでは14チームが採択され、研究を行ってきました。今回の発表会は地方ブロック事に行われる中間発表会にあたります。優秀賞を受賞した4チームは、3月に東京都で行われる全国大会に参加します。
<実施概要>
日 時:平成29年8月24日(木)9:15開場、10:00~17:00
場 所:ATCホール O’s棟南館6F コンベンションルーム1
(〒559-0034 大阪府大阪市 住之江区南港北2-1-10)
参加者:発表チーム中高生44名、教員・その他見学者等46名 計90名
<発表チーム一覧>
発表順 | 研究テーマ | 学校名 | 研究代表者名 |
1 | 植物系油吸着材による吸着効率と油吸着材の開発について | 兵庫県立明石北高等学校 | 藤井 真子 |
2 | 兵庫県沿岸の海産魚のエラに寄生するMicrocotyle属単生類の形態・分類学的研究および系統分類確立に向けての試み | 白陵高等学校 | 小野 夏実 |
3 | ウミホタル(Vargula hilgendorfii)の発光に伴う行動をひきおこす刺激の探究 | 白陵高等学校 | 爲則 咲百合 |
4 | 褐虫藻とイソギンチャクの共生について | 関西学院千里国際高等部 | 足立 晴香 |
5 | 四日市市の河口におけるカニの生息状況調査 | 三重県立四日市四郷高等学校 | 西川 陸 |
6 | 水生昆虫の脱皮殻に付着するキチン分解微生物の海水中での挙動 | ルネサンス大阪高等学校 | 新保 雅史 |
7 | ヒトデの腕再生における自己認識システム | 神戸市立六甲アイランド高等学校 | 吉岡 初花 |
8 | ハレム形態を持つ雌性先熟魚2種におけるハレム構造・生態の違い | 高槻高等学校 | 尾野 純暉 |
9 | ロボットを使用した保全活動研究 | 鈴鹿中学校 | 落合 真弘 |
10 | ブライニクル現象の再現とメカニズムの解明 | 大阪市立東高等学校 | 上野 颯 |
11 | 海洋における太陽光パネルの効率的な発電方法の研究開発 | 愛知工業大学名電高等学校 | 山田 隼矢 |
12 | 海洋環境保全のためのバイオセメンテーション技術の開発 | 国立和歌山工業高等専門学校 | 中嶋 夢生 |
13 | ヘドロは本当に肥料になるのか?
〜MAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)作りに挑戦〜 |
清風高等学校 | 渡部 稜瑛 |
14 | 淡水魚と海水魚における養殖 | 香里ヌヴェール学院中学校・高等学校 | 小川 侑馬 |
全国の採択チーム・研究テーマ一覧は、マリンチャレンジプログラムウェブサイトからご覧いただけます。https://marine.s-castle.com/(マリンチャレンジプログラムは「海と日本PROJECT」の一環で実施しています)
<当日の様子>
口頭発表
これまでの研究成果をスライドにまとめ、各々が熱のこもった発表を行いました。
ポスター交流会
ポスター交流会では学校や世代を越えての交流が行われました。研究を通じて互いの興味が刺激され、発表後も連絡を取り合える仲間作りの場となりました。
研究者講演
三重大学大学院生物資源学研究科附属鯨類研究センター 准教授の森阪 匡通さんに「イルカを学び、イルカに学ぶ」というテーマでお話いただきました。森阪さんは京都大学を修了後、東京工業大学、京都大学、東京大学、東海大学、三重大学と渡り歩きながら、イルカの研究を続け、現在も「イルカと音、コミュニケーション」などに関する研究を続けられています。海洋生活のスペシャリストであるイルカから、私たちはどのようなことを知り、学び、そして未来につなげていくことができるのかについて、ご講演いただきました。
全体写真
マリンチャレンジプログラム ウェブサイト
https://marine.s-castle.com/
■本件に関するお問い合わせ先 株式会社リバネス 教育開発事業部
※ お問い合わせフォームよりお願いいたします。