味覚研究を活用した海外展開支援事業:沖縄食品の試食会をシンガポールで実施

味覚研究を活用した海外展開支援事業:沖縄食品の試食会をシンガポールで実施

2017年10月19日(木)、株式会社リバネスは「沖縄産加工食品の海外展開促進事業」の活動の一環として、シンガポールにて沖縄県の食文化や味覚の特徴を伝える試食会を実施いたしました。

本事業では、一般社団法人トロピカルテクノプラス・株式会社アドスタッフ博報堂・株式会社リバネスの3社で構成された共同企業体が沖縄県より業務委託を受け、これまでシンガポール・タイ・香港・台湾の4カ国を対象とした研究活動を実施して参りました。味覚やにおいの分析装置・技術を持つトロピカルテクノプラスや工業技術センターとの協働のもと、味覚分析の結果に基づいた商品開発や販売促進が、県産加工食品の海外展開の一助となることを目指しています。3年度目となる本年度は麺・レトルト・菓子・飲料の4カテゴリにおいて、3社の県内企業を選定し調査を実施いたしました。

試食会当日は、食品事業従事者26名の参加者が集まりました。対象食品は、沖縄そば・レトルトカレー・パイン/黒糖チョコレートケーキ・シークヮーサージュースの4種類。例えば沖縄そばについては出汁の塩味やうまみを調整、ケーキは沖縄県の特産品を活用しつつ甘味を抑えるなど、味覚分析データを活用し、よりシンガポール人が好む方向性を探りながら試作を重ねてきたものになります。

参加者からは、グラフによって味の違いや試作改良の意図が表現されるのは大変わかりやすい、興味深いといった感想が聞かれました。このように味覚や香りを分析し、海外と国内の加工食品の特徴をデータによって可視化することで、商品改良やマーケティングの一助となると考えられます。

 

リバネスは、今後も研究者の視点で日本と海外の食文化や地域資源を俯瞰し、科学技術を用いて橋渡しを行う活動を継続して参ります。

食品の海外展開をご検討中の企業や自治体の皆様、リバネスにご相談ください。ご連絡をお待ちしております。

【お問合せ】

株式会社リバネス 国際開発事業部(担当:秋永・前田)
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