「あいつ就活やめたってよ。研活するってさ」日本数理生物学会に取締役副社長CTOの井上浄、人材開発事業部部長の上野裕子が登壇しました。
10/8(日)、株式会社リバネス 取締役副社長CTOの井上浄と、人材開発事業部部長の上野裕子が、第27回日本数理生物学会年会にて行なわれるランチョンセミナー「第1回数理生物学におけるキャリアパスについて」に登壇。全59名の参加者が集まりました。
日本数理生物学会にてキャリアにフォーカスしたランチョンセミナーを実施したのは今回が初めて。「あいつ就活やめたってよ。研活するってさ。」をテーマに実施。「sli.do」というツールを導入し、会場からパネリストに対しての質問をリアルタイムで受付けることで、聴衆とパネラーの両方向のコミュニケーションを実現しました。
パネルディスカッション中では、研究者は企業から求められているのか?というテーマの際に、リバネス上野が「そもそもできる研究者は、アカデミアでも企業でも成功する必要な要素を兼ね備えている」とコメント。聴衆からはリアルタイムで「専門分野って企業で活かせるの?」「尖ってる若い人を採用したいって本当に思うの?」「できるやつはどこいってもできるよね」「でも分野変えるって勇気いるよね」といったコメントがディスプレイ上を流れました。
「sli.do」を利用して得られたランチョンセミナーでの参加者の内訳は以下の通り(回答数42名)
途中、ファシリテーターの井上から「みなさん、研究を楽しんでいますか?」と問いかけると90%の参加者が「YES」と回答。
一方で、「5年後の自分が想像できますか?」と問うと、80%の参加者が「NO」と答えました。
参加者の皆さんは今の研究を非常に楽しんでいると同時に、将来のキャリアについて不安を抱えていることが伺えました。
ファシリテーターの井上からは、「研究者のキャリアは実は多様にあること」そして、「大学卒業後の進路がアカデミアであっても、企業であっても、大切なことはビジョンを打ち立て、その未来にわくわくすることが重要である」とコメントしました。「わくわく」こそが研究の原点であり、ビジョンを立てる力こそが、アカデミアでは研究テーマを立てる力につながる。そしてそれは企業においては新たな事業を立てる力につながっていく。研究者たるもの、未知の未来にワクワクし続けて欲しいというメッセージを投げかけました。
ランチョンセミナーで挙がったキーワードは以下の通り。「研究者」「博士」といったキワードを中心に、「企業」や「キャリア」「結婚」のように、アカデミア研究者ならではのキャリアの悩みを赤裸々にディスカッションする場を実現できたことが伺えます。
リバネスでは今後も研究者のためのキャリアをアカデミアとともにディスカッションしていく場を創出していきます。
第27回日本数理生物学会年会 ランチョンセミナー
「数理生物学におけるキャリアパス~あいつ就活やめたってよ。研活するってさ。~」
日時:平成29年10月8日(日)12:30~14:00
場所:北海道大学 フロンティア応用科学研究棟2階ロビー特設会場
URL:https://luncheonbiomath.jimdo.com/