リバネスグループCEO 丸幸弘より2018年のご挨拶

リバネスグループCEO 丸幸弘より2018年のご挨拶

「未来につながる場を創る」

これは私の年頭挨拶で話した言葉であり、2018年のリバネスのスローガンになります。
リバネスはサポーターではない。常に主体でありプレイヤーであり続ける。
その姿勢と行動力が熱を持った仲間を惹きつけ、結果として「場」が創られていく。
すなわち、リバネス社員一人ひとりが課題解決に対して情熱を持って主体的に動き、研究し、コミュニケーションすることで、同じ想いを持った仲間が集まり、未来につながる「場」が創られていくのです。

2017年の世界を振り返ると、組織の壁を超えた異分野連携による課題解決のための試みが増えた一方で、形式上の責任感を背負ったリーダーたちが、多くの間違った場を創ってきてしまいました。そのことに多くの人々が気づき始め、そのほころびが出てきた一年でした。
2018年は、至る所で「コミュニティ疲れ」、「イベント疲れ」が起こり、主体性と情熱のない無駄なエコシステムは崩壊するでしょう。ベクトルを持つ個人がいないコミュニティやイベントは、「場」としての意味を成しません。
真の未来につながる場を創るためには、一人ひとりが情熱とベクトルを持ち、組織の壁を意識しない主体的な働き方が必要となります。重要なのはハードとしての場所ではなく、概念としての「場」であると私は考えています。

振り返れば、リバネスは2002年6月に15人の大学院生が理科離れを解決するために、自らが主体となって最先端科学の実験教室を始めました。情熱を持って始めたこの教育プロジェクトは、創業から16年間が経ち、今なお拡がり続けています。今では、実験教室は組織の壁を超えた次世代育成の当たり前の「場」となっています。そして、100社以上の情熱を持った企業や大学を巻き込んだ日本最大の中高生のための学会「サイエンスキャッスル」という「場」を創るまでに至りました。
リバネスは常に「たった1人の情熱が場を創る企業」として、年間200以上ものプロジェクトを運営し続けて参りました。

だからこそ、2018年は、平成から年号が変わる2019年に向けて、「未来につながる場を創る」元年となる準備を、使命感とリーダーシップを持って進めていきます。
常に発信はリバネスからだ。さぁ、研究をしよう。一緒に未来を創りに行こう。

2018年
株式会社リバネス
代表取締役 CEO
丸 幸弘