「ものづくり日本大賞」受賞企業が連携し、町工場の機能拡張に挑む 〜株式会社浜野製作所と株式会社O2の資本・業務提携について〜
株式会社リバネス(東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸幸弘、以下リバネス)は、株式会社浜野製作所(東京都墨田区、代表取締役CEO:浜野慶一、以下浜野製作所)と株式会社O2(本社:東京都港区、代表取締役CEO:松本晋一、以下O2)の資本・業務提携に伴い、株式会社浜野製作所への追加出資をおこなうことに基本合意いたしましたのでお知らせいたします。またこれに伴い、今後の企業連携の展望について、浜野製作所と2016年9月に資本提携した株式会社リバネス(東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸幸弘、以下リバネス)を交えて2019年5月10日(金)に記者会見を実施いたします。
浜野製作所は、新規製品開発における試作、量産のノウハウを有する町工場です。ロボットやIoTデバイスなど、先端技術を用いたハードウェアの製造支援を展開、2014年にはものづくり総合支援施設「Garage Sumida」を開設しました。2016年にリバネスと資本提携を行い、ものづくりベンチャーの支援事業を強化しています。一方、O2は国内大手製造業出身者が多数在籍し、技術領域に強みをもつ製造業向けコンサルティング企業であり、グループ会社には現役エンジニア集団であるXrossVate、スペシャリストの思考をAI(人工知能)化する技術をもつLIGHTz、加飾技術に強みを持つ金型製造企業のIBUKIがあります。
第7回ものづくり日本大賞では、浜野製作所・リバネスが共同で、そして、O2のグループ会社であるIBUKIも、経済産業大臣賞 (「ものづくり+(プラス)企業」部門 )を受賞しており、浜野製作所とO2はこれまでもロボットやIoTの新規プロジェクトの製品開発支援において協業しています。今回の資本・業務提携では、これらの関係性をさらに強化することで、浜野製作所が、スタートアップの試作・量産化を支援するための体制強化やグローバル展開、事業承継問題などに対応できる体制を構築するための技術・人材交流等を行います。
製造業界における企業の新旧・大小といった概念にとらわれない連携活動を通じて、町工場の機能拡を図り、下請け体質からの脱却を実証することで、日本全体のものづくりを元気にする活動につなげていく所存です。
1978年設立。資本金1500万円。従業員数49名(2019年4月1日現在)。金属加工の技術力を軸に、ロボットやIoTデバイスなど、先端技術を用いたプロダクトの設計・開発・製造支援をしている町工場です。金属の複合加工(精密板金加工・金属プレス金型製作・機械加工・溶接などを組合せた製品製造)において高い技術を持ち、デジタルファブリケーション機器を備えるインキュベーション・コワーキングスペースも運営。ものづくりに関わる新たなチャレンジを続けています。
2004年設立。資本金16,000万円。従業員数48名(2019年4月1日現在/グループ全体158名)。「戦略×技術×ものづくり」をトータルでサポートする製造業向けコンサルティング企業です。独自の可視化・構造化ソリューションをベースとした開発・設計技術コンサルティングから事業を開始。得意領域は、ベテラン技術者の持つ暗黙知の形式知化。近年では事業戦略やイノベーション構想支援、製品競争力の向上から収益力の改善まで、広範囲に支援できる体制を整えています。
2002年設立。資本金7,000 万円。代表取締役グループCEO 丸幸弘。スタッフ約70名。教育開発事業、人材開発事業、研究開発事業、創業開発事業、地域開発事業、国際開発事業、戦略開発事業の 7つの事業を展開している。年間300以上のプロジェクトを回しながら、新たな研究テーマの企画・遂行、異分野研究開発チームの組成、テクノロジーベンチャーの伴走支援、事業会社の研究開発・事業創出における課題解決をグローバルに展開しています。