【大阪】大阪明星学園明星中学校・高等学校にてリバネスの実験教室「オリジナルホバークラフトをつくろう!」を実施しました
2019年7月28日(日)・29日(月)、大阪明星学園 明星中学校・高等学校(大阪市天王寺区)の中学3年生・高校1年生を対象に、「オリジナルホバークラフトをつくろう!」と題して実験教室を実施しました。
本実験教室には、中学3年生・高校1年生20名の生徒が参加しました。今回は、生徒たちに「自分の考えを発信すること」が、自身のやりたいことを実現する第一歩だと実感してもらうことを目的に、ホバークラフトの推進ファンを開発する実験教室を企画、実施しました。
1日目は、生徒たちはキットを用いて基本となるホバークラフトを制作した後、学校で学んだ力学を復習し、さらに流体力学を学ぶことで開発に役立つ知識を得ました。その後はより速く進むオリジナルホバークラフトの制作を目標に、チームで推進ファンの開発に取り組みました。推進ファンのサイズや形状は何通りでも考えることができます。その中でインプットした知識を活用しながら仮説を立て、いくつものパターンのファンを制作して風速や走行時間を計測しながら、各チームで最速の機体をつくりました。最後には、どのような仮説を立てて性能を検証したかの研究発表を行い、最終性能試験を行いました。
2日目には、大阪明星学園 明星中学校・高等学校の卒業生である、株式会社木幡計器製作所 代表取締役の木幡巌 氏による特別講演を実施しました。創業以来100年以上も製造し続けてきた圧力計器の紹介や、自身の経験をもとに2018年に開発した呼吸筋力測定器の開発の経緯、製品化する中で得たものづくりを行う上で重要な視点についてお話しいただきました。
■当日の様子
<講義中の様子>
講師の研究経験を事例に、「自分の考えを伝える」ことの大切さを伝え、実験教室がスタートしました。最初に、基本のホバークラフトを開発し、学校で学ぶ「摩擦力」「作用・反作用」の知識を絡めて、ホバークラフトの原理を理解しました。 |
<オリジナルホバークラフトの開発の様子>
学校で学ぶ力学や流体力学の知識を取り入れ、TAと議論しながら推進ファンを改良し、オリジナルホバークラフトの開発を行いました。 |
<研究発表・最終性能試験>
研究開発のまとめを発表し、最終性能試験を行いました。各班、独自の仮説を立て、推進ファンを改良し、オリジナルホバークラフトを開発しました。 |
<まとめの様子>
各班の研究発表・最終性能試験を踏まえて、新しい気付きについて生徒の考えを出し合いました。最後に講師から、「自分の考えを伝えることが、自分のやりたいことを実現する第一歩になる」ことを伝えました。 |
<木幡氏による特別講演>
木幡氏からは、親族の病をきっかけに、呼吸筋力の測定機器の開発が始まったこと、その中で自身がもつ課題を伝えていくことで仲間が増え、開発が進んだことについてお話しいただきました。 |
■参加者からの声
実験教室実施後に生徒からもらったコメントからも、満足度の高い実験教室となったこと、講師が伝えたかったメッセージが生徒に届いたことがうかがえました。
<生徒からのコメント>
- 自分の意見を周りに伝えることが大事だと思いました
- 考えて試すまで時間をかけないことが大切だと学びました
- 非常に有意義で自分の部活へもヒントとなった
- 難易度も丁度よくTAの人のサポートが良かった
■実施概要
・日時:2019年7月28日(日)9:00-12:00、7月29日(月)13:30-16:30
・場所:大阪明星学園 明星中学校・高等学校
(〒543-0016 大阪府大阪市天王寺区5 大阪市天王寺区餌差町5−44)
・対象:中学3年生
・内容:オリジナルホバークラフトの開発
・参加費:15,000円
上記のような出前の科学実験教室に興味のある方は下記までお問い合わせください。ご相談に応じて内容を検討することができます。
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社リバネス 大阪本社
担当:仲栄真・中島
メールアドレス:[email protected]
TEL:050-1743-9799