【7/25(木)】宇都宮短期大学附属中学校にて出前実験教室を実施しました

【7/25(木)】宇都宮短期大学附属中学校にて出前実験教室を実施しました

2019年7月25日(木)株式会社リバネスは、宇都宮短期大学附属中学校(中高一貫コース)にて「科学捜査」をテーマにした実験教室を実施しました。

今回の実験教室は、ある事件から始まります。虫かごにいれていたはずのカタツムリがいなくなってしまい、一体誰が持っていってしまったのか。カタツムリを研究のために大事に飼っていた研究員から、生徒たちに科学捜査員になって探し出してほしいという依頼がきます。

まず初めにみんなで現場検証を行いました。なにやらよく見ると「ちょっと借ります」という表現のメモ、こぼれている透明の液体。そのメモもよく見るとにじんでいるところが何か黒色だけじゃないような・・・。しかも、よく観察してみるとペンによってにじみかたが異なります。それを違和感に感じ「なぜだろう」と思うことが黒インクのペンの成分をペーパクロマトグラフィーを用いて調べてみることにつながり、メモに使用したペンを特定することができ容疑者を絞ることができました。さらにこぼれていた液体を特定するため、紫キャベツによるpHの色の変化でこぼれていた液の正体を明らかにし、最後に各々のペットボトルたのこっていたDNAサンプルから制限酵素を用いたDNA鑑定を行うことで、犯人を特定しました。

 実験では、マイクロピペットでの試薬採取や電気泳動など、実際に研究者が行っている本格的な実験操作に、緊張しながらも熱心に取り組む生徒たちの姿が見られました。

 最後に講師は自分の研究のきっかけは日々の小さな違和感を大事にしたことから始まり、新たな発見につながったというメッセージを伝え、ぜひ、みんなも少しでも気になったことを大事にしにしていってほしいことを伝えました。

マイクロピペットを使い電気泳動用のゲルの穴に液体を慎重に入れている様子


「犯人はだれだったんだろう」電気泳動の結果を観察している様子

 

<参加生徒のコメント>

・気がついたら楽しみながらいろいろ学んでいた。
・前よりも理科が好きになり、夏休みの自由研究をがんばりたいと思った。
・「何でだろう」と気になったことをそのままにしないで、もっと調べてみようと思った。
・研究者が実際に使っている器具を使い、研究者とお話ができ貴重な経験ができてよかった。

 

■概要
日時:2019年7月25日(木)9:30-16:30
会場:宇都宮短期大学附属中学校(中高一貫コース)
対象:中学1年生 54名
主催:株式会社リバネス

 リバネスでは、答えのない課題に挑戦できるような出前実験教室を全国の小中高校で行っています。実験教室の実施をご希望の方は以下のお問い合わせ先にご連絡ください。

 

■お問い合わせ先

教育開発事業部 担当:花里

TEL:03-5227-4198

E-mail:[email protected]