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【実施報告】12/24 (火) 大阪明星学園の中学生を対象に生分解性プラスチック分解菌のスクリーニングに関する実験教室を行いました

【実施報告】12/24 (火) 大阪明星学園の中学生を対象に生分解性プラスチック分解菌のスクリーニングに関する実験教室を行いました

株式会社リバネスは、大阪明星学園の中学2-3年生14名の生徒を対象に2019年12月24日(火)に生分解性プラスチック分解菌のスクリーニングに関する実験教室を実施しました。「微生物の力でプラスチックゴミから世界を救おう!」と題して、環境問題の一つであるプラスチックゴミ問題を取り上げ、学校内に存在する微生物から生分解性プラスチック分解菌を探し出す実験を行いました。講師は、リバネスの戸上(熊本大学、博士(学術))が務め、自身が微生物由来の酵素を使って電気を作り出す研究をしていた経験から、研究の魅力と微生物に秘められている可能性を伝えました。

今回の実験教室では、初めに、日常のなかで微生物が使われている場面を取り上げました。パンの発酵過程のように、イースト菌を使えば、簡単にアルコール発酵が行われるのに対して、人の力だけでアルコールを製造しようとすると、膨大なエネルギーが必要であることから、改めて微生物の力の大きさを伝えました。今回のテーマであるプラスチックゴミ問題にも触れ、講師が採取してきたプラスチックゴミを観察しました。生徒たちは、実際に観察することで、マイクロプラスチックゴミのような小さいゴミの回収の難しさを実感したようでした。その後、生徒たちが各自、学校内から生分解性プラスチック分解菌がいるであろうという場所の予想を立てて、土や水などから微生物を採取しました。もっと多様な場所から微生物を採取したいと考える生徒が多く見られました。

最後には、生分解性プラスチック分解菌に限らず、「学校内の困りごとを微生物で解決しよう」をテーマにして、各自の持っている課題から、どんな微生物で解決できるか、どんな実験を行うかなどを考えるワークショップを行い、実験教室を終えました。生徒からは「今回の生分解性プラスチック分解菌の他にも色々な実験をしてみたい」との声もあがり、中学生の自分たちでも、世界を変えるような研究ができるかもしれないと、期待が膨らむきっかけとなりました。

 

【本実験教室概要】
日時:2019年12月24日(火)9:00-14:00の時間帯に実施
場所:株式会社リバネス 東京本社
対象:大阪明星学園 中学2-3年生 14名
実施テーマ:生分解性プラスチック分解菌のスクリーニング

リバネスでは、最先端の科学やものづくりのアイデアを用いた実験教室を様々な学校や学年を対象に実施しております。ご興味をお持ちの方は下記お問い合わせ先までご連絡ください。

 

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社リバネス 担当者:濱口
TEL: 03-5227-4198
e-mail: [email protected]