【実施報告】地域企業・スタートアップ価値創造チャレンジ事業における「地域産業創出セミナー」の第一回を実施しました。
2020年9月11日、関東経済産業局委託事業である「地域企業・スタートアップ価値創造チャレンジ事業」における「地域産業創出セミナー」の第一回を実施しました。当日は、全国の地域中堅企業の他、大企業や自治体、地域金融機関の方々が約110名ほどが参加しました。
※中堅・中小企業とスタートアップの連携による価値創造チャレンジ事業について(関東経済産業局HPへ)
はじめに、経済産業省関東経済産業局 製造産業課 総括係長である渡邉 亨氏より、オープンイノベーションやサプライチェーンなどのキーワードに言及しながら本事業の趣旨について、説明がありました。
続いて、岡山の地域中堅企業であるKOBASHI HOLDINGS株式会社代表取締役社長である小橋正次郎氏より、「地域中堅企業とスタートアップの連携が、地域に新産業を生み出す」と題して、ご講演をいただきました。特に、ご自身が早稲田大学大学院で研究されてきた「ファミリービジネスによるイノベーション創出を目的としたベンチャー投資の有用性〜小橋工業の事例分析〜」の知見に基づき、地域中堅企業が主体となって地域からイノベーションを起こせる可能性について言及されました。また、具体的な事例として、ミドリムシの大量培養で知られる株式会社ユーグレナや、ハイブリッドドローンの開発を行う株式会社エアロジーラボとの連携事例などについてご紹介いただきました。
その後の「地域中堅企業こそイノベーションの主役だ」をテーマとしたトークセッションでは、開始当初からオンライン質問ツール Slidoには、「想像以上にファミリービジネスが多くて驚いた。ほぼ全てですね」、「新事業がどれくらいのタイムスケールで売り上げになるのか知りたいです」など、中堅企業側からの質問や、「地域のファミリービジネスの方とどうしたら出会えるか知りたい」など、スタートアップ側からも様々な質問が寄せられ、随時質問に答えながら、連携事例やそこに至った考え方などを掘り下げていく流れで、トークセッションが進行しました。
また実施後のアンケートでは、「スタートアップとの連携を希望する」という地域中堅企業からの回答が多数ありました。既にいくつかの企業とのオンライン面談し、スタートアップとの連携へ向けた動きが始まっています。
本セミナーは、第二回を「地域中堅企業と建設用3Dプリンタスタートアップが仕掛ける、建設イノベーションとは」をテーマとしてを10/21(水)に予定しております。第二回は、地域中堅企業だけでなく、連携先のスタートアップ企業も参加しますので、スタートアップの方にも参考となる内容を予定しております。ぜひ、第二回の視聴申し込みください。
本事業に関する問合せ
・株式会社リバネス 地域開発事業部 担当:伊地知
・TEL 03 – 5227- 4198 Mail:[email protected]