【実施報告】静岡市にて水中ドローン(ROV)ワークショップを開催しました
株式会社リバネスは、2020年12月13日(日)から2021年3月7日(日)にかけて静岡市内および周辺地域の中高生等11名を対象にROV(無人潜水艇:Remotely Operated Vehicle)を題材とした研究体験型ワークショップおよび研究開発メンタリング、成果発表会を開催いたしました。なお、本プログラムは、静岡市海洋産業クラスター協議会(Webサイト:http://miccs.jp/)の海洋産業分野における海洋アントレプレナー人材育成を目的とした事業の一環として行われました。
本企画は、以下の3部構成で実施されました。
1|ROV開発ワークショップ (2020年12月13日(日))
ワークショップでは、「ROVを体験し、海の可能性を広げる研究を知ろう」をテーマとし、チームごとに設計・組立てを行ったROVを、特設プールに潜水させ、海ごみに見立てた目標物を探す水中探査体験や、実際にROV等を開発している起業家による講演などを行いました(場所:静岡聖光学院中学校・高等学校)。講師の西村からは「新しいものの開発はわからないことだらけ。だからこそ、自分が興味をもったことから少しずつでも取り組んでみよう」というメッセージを伝え、ワークショップを締め括りました。
2|研究開発期間(2020年12月〜2021年3月)
ROVを各チームに約3か月間貸出し、ROVを活用した自主研究課題を自分たちで設定し、取組みました。その間、静岡ー東京をオンラインで接続するメンタリングをリバネスが月1回程度実施しました。各チームは研究的思考法を学びながら、ROVの開発や研究活動を進めていきました。
3|成果発表会(2021年3月7日(日))
成果発表会は、静岡市清水庁舎、静岡聖光学院中学校・高等学校、リバネスの3拠点をオンラインで接続し実施しました。静岡市海洋産業クラスター協議会の上妻親司会長の挨拶から始まり、その後、各チームによる成果発表が行われました。3件の発表テーマは以下の通りです。当日は、発表内容に対する活発な質疑応答が行われ、成果発表会を締め括りました。
【発表テーマ】
・藻場・漁港近くの埋立地に生息する生き物の違いをROVで調査する
・藻場と魚の生態の密接な関わり
・水中ドローン商品化計画
【参加生徒の感想】
・普段見ることのできない焼津の海の中を見ることができたので、満足している。
・後輩と一緒にドローンの配置を考えたり、プログラミングをしたりしてとてもいい体験ができた。
など
リバネスでは、最先端の科学やものづくりのアイデアを用いた実験教室や教育プログラムを様々な学校や学年を対象に実施しております。ご興味をお持ちの方は下記お問い合わせ先までご連絡ください。
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社リバネス 創業開発事業部(担当:内田)
E-mail:[email protected]