リバネス、子会社のNEST iPLABと連携して東南アジアのスタートアップ向け知財戦略を強化

リバネス、子会社のNEST iPLABと連携して東南アジアのスタートアップ向け知財戦略を強化

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘 以下、リバネス)は、子会社の株式会社NEST iPLAB(本社:東京都中央区、代表取締役:影山剛士 以下、NEST iPLAB)と連携し、東南アジアのスタートアップ向けに特許審査ハイウェイとスーパー早期審査制度を活用した特許の早期権利化を進める知財戦略を本格的に開始します。

 

リバネスと、スタートアップに特化した知的財産戦略の立案、実行を行うOne ip特許業務法人(本社:東京都中央区、代表パートナー:中畑 稔 以下、One ip)は、東南アジアのスタートアップの特許の取得・活用支援に特化した合弁会社、NEST iPLABを2019年10月7日に設立しました(関連リリース1)。

関連リリース1:NEST iPLAB設立リリース(2019.10.15)

リバネスは、東南アジア6カ国(シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン)のスタートアップと議論する中で、多くの国では特許の取得までに何年も要するという課題があることを見出しました。この課題を解決する方法として、特許の早期審査の申請を可能にする国際的な枠組みである「特許審査ハイウェイ」と、日本の特許庁が実施しているスーパー早期審査制度に注目しました。シンガポール、マレーシアやベトナムのように最初の特許出願を自国に定めている国がある一方で、タイ、インドネシア、フィリピンは海外で先行して出願が可能です。そこで、リバネスとNEST iPLABでは、まず日本でスーパー早期審査を活用して2ヶ月以内という短期間での審査を行い、特許可能と審査された場合に特許審査ハイウェイを活用して、速やかにスタートアップの自国での特許審査を行うというモデルの検証を進めてきました。

2019年に大田区からの委託事業として行った「スタートアップとものづくり企業の連携創出実証実験事業」において、2019年TECH PLAN DEMO DAY in Thailandで優勝した(関連リリース2)視覚障害者のポータブル点字変換デバイスを開発するRead Ring Co., Ltd.(以下、Read Ring)のものづくり支援を行い(関連リリース3)、装置をタイおよび海外で展開する上では特許取得が不可欠と考え、NEST iPLABによる知財戦略支援を実施しました。スーパー早期審査制度を活用したポータブル点字変換デバイスの特許取得を目指し、2020年2月に申請を行った結果、約1ヶ月という短期間で権利化することに成功しました。今後は、日本での権利化の結果を受けてタイでの早期審査の実現が期待されます。

関連リリース2:第4回TECH PLAN DEMO DAY in Thailand優勝チームはReadRing(2019.7.8)

関連リリース3:「スタートアップとものづくり企業の連携創出実証実験事業」キックオフ実施報告(2019.9.13)

ReadRingでの実績を生かし、今後東南アジアのスタートアップ向けの知財戦略を強化と、それを通じた社会課題を解決する技術の社会実装を加速させていくことを目指します。

 

【NEST iPLABについて】

法人名    株式会社NEST iPLAB

代表取締役  影山剛士

所在地    東京都中央区八重洲二丁目8番8号

事業内容   アジアのスタートアップに対する知財支援事業

 

【One ip特許業務法人について】

https://www.oneip.jp/

社名     One ip特許業務法人

代表     中畑 稔

所在地    東京都中央区八重洲二丁目8番8号 大星八重洲ビル6階

事業内容   特許出願等の代理業務、相談業務

【株式会社リバネスについて】

https://lne.st/

社名     株式会社リバネス

代表取締役  丸 幸弘

所在地    東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル5階

事業内容   知識製造業

 

<本件に関するお問合せ先>

株式会社リバネス 投資企画室 担当:髙橋宏之

TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]