【実施報告】第4回静岡テックプラングランプリ 最優秀賞は株式会社Magic Shieldsに決定!
株式会社リバネスは、2018年より静岡県にてシードアクセラレーションプログラム「静岡テックプランター」を開催しています。「静岡テックプランター」は、静岡から世界を変えようとする大学の研究者やベンチャー企業を発掘・育成する創業応援プログラムです。このエコシステムに多様なパートナーの参画を促すことで、静岡県から新産業の種を生み出すことを目指しています。
4年目となる2021年度は、7月24日(土)に浜松市にて最終選考会「静岡テックプラングランプリ」を開催いたしました。18チームのエントリーから書類選考を経て選ばれた9チームが口頭発表を行い、会場投票および審査員による審査の結果、5つの企業賞と最優秀賞が授与されました。
(ファイナリスト・審査員の一覧はこちらをご参照ください)
最優秀賞には、株式会社Magic Shields(発表テーマ:転んだときだけ柔らかい床「ころやわ」 代表者:代表取締役 下村 明司)が選ばれました。同社は、衝突技術や医学をコアに、衝突に応じ歪みが変動するメカニカルメタマテリアルを開発し、高齢者の転倒骨折を防ぐため、転んだときだけ柔らかい床の開発と普及を行っています。既に医療介護をはじめ転倒リスクの高い現場への導入を進めており、ものづくりを通し事故や暴力の無い世界を目指しています。新規性や実現可能性の高さに加え、個が持つ強い熱に多くの仲間が引き込まれ今後もチームの成長が大きく期待できることなどが評価され、最優秀賞の選出となりました。
当日、会の冒頭には基調講演として、Marine Innovation株式会社 代表取締役 渡邉 啓介氏をお招きしました。同社は、海洋課題解決を目指し、海洋観測技術を開発する東海大学発のベンチャー企業です。2019年度第2回静岡テックプラングランプリのファイナリストに選出され、その後法人設立に至りました。その経緯と共に、発表者へエールを送っていただきました。また、会の後半では、ライトニングトークチームによるショートピッチに加え、藍澤證券と静岡大学と連携した起業家人材育成プログラム「アイザワゼミ」に所属する大学生によるポスター発表も行い、分野や世代を超えて議論が盛り上がりました。
テックプラングランプリ以降は、各パートナー企業との事業連携の創出や、資金調達支援、研究者の異分野交流会など、各チームの創業フェーズに合わせた支援を継続いたします。今後も、リバネスはパートナー企業、大学研究機関、自治体の皆様とともに、静岡県の新産業の創出に貢献して参ります。
会場の様子
最優秀賞
◯チーム名:株式会社Magic Shields
◯発表者:下村 明司
◯テーマ:転んだときだけ柔らかい床「ころやわ」
JR東海賞
◯チーム名:ロボセンサー技研株式会社
◯発表者:大村 昌良
◯テーマ:触感を全ての人に共有可能に、リモートハプティクスの実現
ヤマハ発動機賞
◯チーム名:味よしLab.
◯発表者:尾城 一恵(静岡県立大学大学院)
◯テーマ:味・香りの統合的可視化技術でおいしさを作り出す
藍澤證券賞
◯チーム名:STARS Space Service株式会社
◯発表者:松尾 講輝
◯テーマ:テザーロボット衛星技術の確立による宇宙リサイクル事業
浜松いわた信用金庫賞
◯チーム名:株式会社はままつメディカルソリューションズ
◯発表者:山本 清二
◯テーマ:低侵襲微細手術が行える新型立体内視鏡・外視鏡の開発
リアルテックホールディングス賞
◯チーム名:株式会社ストラウト&有限会社柴崎養鱒場
◯発表者:平林 馨
◯テーマ:地域内再生産が可能な完全養殖システムの構築
<本件に関するお問合せ>
株式会社リバネス 地域開発事業部 (担当:秋永)
TEL:03-5227-4198 / E-Mail:[email protected]