ぐんま地域イノベーションゼミのキックオフイベントを開催しました

ぐんま地域イノベーションゼミのキックオフイベントを開催しました

12月9日、共愛学園前橋国際大学にて、「ぐんま地域イノベーションゼミ」のキックオフイベントを開催しました。本取り組みは、文系大学である前橋国際大学が地域の課題を発掘し、理系大学である前橋工科大学の大学院生が技術アドバイザーとなって解決を促進するという、新たな試みです。

株式会社リバネスは本取組みにおいて、群馬県における地域産業創出の取り組みである「ぐんま次世代産業創出・育成コンソーシアム」の参加機関である前橋工科大学と、2021年度「ぐんまテックプランター」のパートナー企業である株式会社浅野、ならびにエントリーチームである共愛学園前橋国際大学の連携創出に関わったことから、運営協力として参加しました。

 

前橋国際大学では、通常の学部カリキュラムで基礎を築きつつ、1年目から専門演習(いわゆる専門ゼミ)が始動させ、国際、経済、経営といった次世代のグローカル・リーダーに必要な専門知識を4年間一貫した演習によって定着させています。その中で、地域企業の課題を発掘し、商品開発などを通じて解決を進める取り組みが昨今メディアなどからも大変注目されています。その取り組みを発展させるべく、科学技術に精通した前橋工科大学の大学院生らをアドバイザーに入れる「地域イノベーションゼミ」の試みを始めました。

2021年度はトライアルとして、前橋国際大学の既存授業である「ビジネス創造ゼミ」の授業を軸に、前橋工科大学の技術を「特産品」と捉え、それらの理解をしたうえで、地域の課題解決などの観点で技術導入や連携に関心のある県内企業と連携します。今回は、学生らが関心を持った、板金加工を主たる事業とする株式会社浅野が提供する「溶接レス」の課題をテーマにゼミをスタートさせます。溶接レスとは、環境負荷や身体負荷の高い作業である「溶接」を、宮大工、折り紙工学など伝統的、先端的知見を織り交ぜながら、高温加熱なしで接続できる手法の開発を試みるものです。今回、本テーマでのゼミキックオフにあたり、群馬県出身の宮大工棟梁であり、田子式規矩法大和流六代目でもある田子和則氏に特別に講演をいただきました。また田子氏とともに、日本伝統建築技術「木組み」の電子化研究を行ってきた前橋工科大学の向井名誉教授にも登壇をいただきました。

 

【概要】

主催:共愛学園前橋国際大学
協力:前橋工科大学、株式会社リバネス、株式会社浅野
日時:12/9 木 14:30-16:30
場所:共愛学園前橋国際大学 5号館 大ホール「Kyoai Community Hall」

 

<開講挨拶>

前橋国際大学 学長 大森 昭生

前橋工科大学 学長 今村 一之

 

<運営協力にあたって>

株式会社リバネス代表取締役副社長CTO 井上 浄

<趣旨説明>

株式会社リバネス 教育開発事業部 伊地知 聡

 

<特別講演>

宮大工棟梁 田子式規矩法大和流六代目 田子 和則 氏
「森林再生と伝統建築」

 

特別講演
前橋工科大学 名誉教授 向井 伸治 氏
「伝統技術のデジタル化とその活用 – CADを用いた木組み構法を例として」

「溶接レス」への取り組み

株式会社浅野 取締役 浅野 圭祐 氏

「溶接レス」の見本体験会(見本提供:株式会社浅野)

 

リバネスでは、地域の課題解決、地域発のイノベーション創出を推進する新たな試みとしてゼミをサポートして参ります。本取り組みに関心がおありの地域の大学、自治体などの皆様は、ぜひお問合せください。

 

【お問合せ】

株式会社リバネス (担当 伊地知・井上麻衣)
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199

Mail:[email protected]