リバネス・キャピタル、イギリスのバイオテックエンジニアリングベンチャー”uFraction8”に出資~日本・ASEANへの進出を支援
リバネスグループは、株式会社リバネスキャピタル(代表取締役:池上 昌弘、本社:東京都新宿区)を通じて、英国のバイオテック・エンジニアリングベンチャーのuFraction8(共同創業者: Brian Miller & Monika Tomecka、本社:スコットランド・ファルカーク)に出資いたしました。今回の出資により、uFraction8は、リバネスおよびリバネスシンガポールの支援を受けながら、自社デバイスのさらなる開発と、日本およびASEANでの事業展開を目指します。
uFraction8社の本投資に関するプレスリリース:こちら
uFraction8は、2017年4月にイギリス、スコットランドのヘリオット・ワット大学発ベンチャーとして設立されました。その後、現地のアクセラレーターや政府機関からも支援を受けています。
「人類・環境に負荷のない形で持続可能なバイオ産業を実現する」をビジョンに掲げ、細胞培養液から細胞のみを簡単に分離できるマイクロ流体技術を開発・提供しています。マイクロ流体チップを複数積層し、各チップへの細胞を含む液体の流量と圧力を均等に調整する独自の設計により、遠心分離機のような従来の細胞分離方法と比較して、はるかに低いエネルギーコストで細胞を分離することができます。この技術は、微細藻類や哺乳類細胞など、広範にわたる細胞由来の製品に応用することが可能です。今後、欧州だけでなく、日本やASEAN地域など、世界各地に技術・事業を展開していく予定です。
uFraction8は、リバネスグループが2017年よりイギリスで展開するDeep Techベンチャーの発掘・育成エコシステム「TECH PLANTER in UK」の初代最優秀賞チームでもあり、2019年に日本で開催した超異分野学会へ招聘、日本企業と面談を行い、連携の可能性について議論する機会を得ました。さらに、彼らの製造課題の解決に向けて、日本の町工場と連携した試作開発のプロジェクトを実施しました。現在彼らのプロトタイプは東京墨田区のCenter of Garageに展示されています。
uFraction8の紹介動画(英語)
今回の出資により、リバネスグループは、uFraction8の営業活動及びプロトタイプの製造支援を行い、アジア市場、特に日本やASEANへの市場参入を加速させることを目指します。
uFraction8の共同創業者のBrian Miller氏の本投資に関するコメント:
「uFraction8とリバネスは、科学を使ってすべての人にとってより良い世界を実現するというビジョンを共有しています。今回の投資は、バイオマニュファクチャリングを経済的にも環境的にも持続可能なものにするためのUfraction8の技術開発にとって極めて重要なものです。また日本で一緒に仕事ができるのが待ち遠しいです!」
Center Of Garageで展示されている試作機とBrian Miller氏(共同創業者)
今後もリバネスグループは、投資などの取り組みを通じてイギリスのDeep Techベンチャーとの連携を深め、日本やASEANへの進出を支援していきます。
問い合わせ:
リバネスグループ
担当:前川
連絡先:[email protected]