【3/4-5 超異分野学会東京大会2022】パネルディスカッション:「海ごみ問題」を超異分野チームで解く(その3「収益を得る」)
3月4日(金)16:40-17:30
セッションパートナー 日本財団
海ごみのために「事業を縮小しろ」「利益を減らせ」と言っても誰も動きません。日本財団、JASTO、リバネスが開始した「プロジェクト・イッカク」は「海ごみ」問題にフォーカスし、企業と個人に新しいインセンティブを与える「海ごみ削減ビジネス」を生み出そうとしています。本セッションでは、元を正せば研究開発成果だったものが、ビジネスアイデアへと変貌し、どのようにして1円でも収益を得る形に発展したか紹介します。収益性やインセンティブが見えることで、1人1人の関わり方はどうなるのか、今後の海ごみ問題への対処として見えてくるものがあるはずです。
大会概要
実施日時 | 2021年3月4日(金)・5日(土)9:30-19:00 |
実施場所 | TOC五反田メッセ(東京都品川区西五反田6-6-19) |
主催 | 株式会社リバネス |
パートナー | 株式会社ACSL 株式会社アオキシンテック 株式会社池田理化 弁護士法人内田・鮫島法律事務所 オムロン株式会社 協和発酵バイオ株式会社 KOBASHI HOLDINGS株式会社 サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 ダイキン工業株式会社 DIC株式会社 東海旅客鉄道株式会社 東洋紡株式会社 日本財団 日本たばこ産業株式会社 ⽇本ユニシス株式会社 株式会社フォーカスシステムズ 株式会社プランテックス 株式会社ユーグレナ |
URL | https://hic.lne.st/conference/tokyo2022/ |
「海ごみ問題」を超異分野チームで解く
(その3「収益を得る」)
登壇者
工藤 裕 氏
株式会社天の技 代表取締役
東京工業大学電気電子工学専攻卒業後、大手通信会社にて主に画像認識と遠隔操作ロボットの研究、及びアクセスネットワークの開発に従事。半導体製造機器メーカー、宇宙スタートアップを経て、宇宙機器開発を行うStrayCats'Lab株式会社(のち株式会社天の技へ改名)を起業。プロジェクト・イッカクではDebris Watchersの代表機関を務め、衛星・ドローンによるごみ漂着状況診断システムの構築を推進。
小倉 淳 氏
株式会社ノベルジェン 代表取締役社長
東京大学農学部卒業、同大大学院修了。総合研究大学院大学で博士号取得。遺伝子工学・微生物微細藻類学・情報生物学を専門とする。長浜バイオ大学・バイオサイエンス学部教授。基礎研究を用いた社会課題解決のため株式会社ノベルジェン起業。微細藻類を用いた環境浄化技術を開発。プロジェクト・イッカクではEco Trinityのリーダーを務め、自律分散ごみ処理システムの生物浄化システム開発を担当。
光山 昌浩 氏
サステイナブルエネルギー開発株式会社
代表取締役社長 CEO
慶應義塾大学経済学部卒業。投資銀行、監査法人勤務を経て、マルミツ産業株式会社、株式会社山形県上下水道施設管理の代表取締役に就任。さらに、山形県新庄市および日本製紙株式会社と共同で公共下水道から発生する下水汚泥を固形燃料にして石炭火力発電所に売却するスキーム(NEDO委託事業)を構築したのち、当社を設立。プロジェクト・イッカクではEco-Trinityのサブリーダーを務め、自律分散ごみ処理システムの開発を推進。
小嶌 不二夫 氏
株式会社ピリカ 代表取締役
富山生まれ、神戸育ち。大阪府大(機械工学)卒。京大院(エネルギー科学)を半年で休学し、世界を放浪。道中に訪れた全ての国で大きな問題となりつつあった「ごみの自然界流出問題」の解決を目指し、2011年に株式会社ピリカを創業。ピリカはアイヌ語で「美しい」を意味する。世界中から1.8億個のごみを回収したごみ拾いSNS「ピリカ」、AIごみ分布調査システム「タカノメ」、マイクロプラスチック調査装置「アルバトロス」等の新規製品を生み出し、全てを事業化。ごみの自然界流出問題の根本解決に取り組む。プロジェクト・イッカクではMaterial Circulatorのメンバー、アップサイクル製品の開発を推進。
〈モデレーター〉
篠澤 裕介
株式会社リバネス 執行役員
東京大学大学院農学生命科学研究科修了(農学修士)。2008年PR会社を経て2009年よりリバネスに入社。同年、リバネスとして初の海外事業となる大学院生向けシリコンバレー研修を立ち上げる。2012年よりメディア開発事業を立ち上げ、2013年より、シードアクセラレーション事業「TECH PLANTER」を立ち上げる。2018年より、創業開発事業部長。起業でなく「創業」をテーマに活動を開始。2019年より、プロジェクト・イッカクを開始。2021年より執行役員。
◆ 「プロジェクト・イッカク」について
リバネス、日本財団、JASTO (一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構)が共同で行う「これ以上、海にごみを出さない」経済システムを構築する超異分野インキュベーションプロジェクト。国内だけではなく海外でも展開できる海ごみ削減につながる新しいビジネスの創出を目的とし、新しい技術コンセプトの打ち出しおよびプロトタイプの開発を行い、革新的技術の研究開発および将来的な事業化を目指します。
公式サイト|https://ikkaku.lne.st/
◆ 海洋ごみ対策プロジェクト「CHANGE FOR THE BLUE」について
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。海の豊かさを守り、海にごみを出さないという強い意思で日本全体が連帯し、海に関心を持つ人を増やし、海の未来を変える挑戦を実現していきます。産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
公式サイト|https://uminohi.jp/umigomi/index.html
聴講・参加申し込み受付中
超異分野学会では、アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生など多くの皆さまの来場をお待ちしております。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。
株式会社リバネス 研究開発事業部
担当:川名、塚越
MAIL: [email protected]
TEL: 03-5227-4198