【リバネス20周年記念企画・第8弾】多様な学びを促進する「リバネス奨学金」を日本、フィリピンで開始:4名への授与を決定
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役 グループCEO:丸 幸弘)は、2022年4月より、学生の多様な学びを奨励する「リバネス奨学金」を日本、フィリピンで開始し、2022年度は各国2名ずつ合計4名への授与を決定いたしました。本取り組みを契機に、各国の学びの課題を解決し、また奨学生達が地球貢献型リーダーとして羽ばたける環境を提供することを目指します。
【奨学金設置の背景】
リバネス奨学金は大学生・大学院生の多様な学びとキャリア形成を促進することを目的とした奨学金制度です。
現在、日本では大学・大学院が実施する規定のプログラム以外に学生がチャレンジするための機会や支援は決して多くはありません。このような課題を解決するためには、自ら問いと学びの場を設定し、そこへ飛び込むことができる学生の活動を奨励することで、多様なキャリアを切り拓く環境を増やすことが必要です。そこで私たちは、学生のチャレンジに幅広く活用できる奨学金を設置しました。リバネスのプラットフォームを活用しながら、自ら活躍の場を創り出す人材を支援・育成することで、これからの時代のリーダーを育成し、また我が国における学びの多様化に貢献できるロールモデルを産み出すことができると考えております。
一方、リバネスが海外子会社を有するフィリピンでは、優秀な高度人材の国外への流出が相次ぎ、自国に専門知が定着しづらい状況があります。特に理工系分野では、その後の就労機会の豊富さから、国外の大学院への留学が後を絶ちません。そこで、フィリピンにおいては自国内で大学院へ進学した後に、リバネスフィリピンへの入社を前提とした奨学金を設置することとなりました。自国で学位を取得し、自国の課題解決のために専門性を生かして活動する人材を、これからの東南アジアを担うリーダー人材のロールモデルとして、支援・育成します。
【奨学金授与者のお知らせ】
日本
日本におけるリバネス奨学金は、2021年度のリバネスユニバーシティー・プレ開校期のプログラムを優秀な成績をもって修了した以下の2名に授与されました。
ミネルバ大学 学部3年生
成松 紀佳さん
この度は、リバネス奨学金を授与していただき、誠にありがとうございます。0期生として昨年度参加したリバネスユニバーシティーでは、自らの熱に基づいた課題を知り、その課題解決に向けた知識・人・技術の組み上げ方について実践的に学ぶことができました。講座の中で、中高時代の研究活動という原体験を振り返り、私は「研究者が基礎研究をする価値が広く認められる社会の実現」に強いパッションを持っていることを再確認しました。現在は、大学で専攻しているデータサイエンスと経済学の知見をもとに、研究費分配の最適化や助成金採択に潜むバイアスの特定に取り組むチャレンジを世界中を飛び回りながら続けていきます。
東京工業大学 博士課程1年生
足立 零生 さん
リバネスユニバーシティーでは、ディープイシュー、ディープテック、サイエンスブリッジコミュニケーションについて学び、実際にベンチャーを経営している方々ともディスカッションをする機会をいただきました。小さく細かく一歩踏み出す活動が必要だと改めて感じ、運営している学生団体や、リバネスユニバーシティーの仲間と続けている論文紹介会をコツコツ続けることで、異分野の方達と出会い、共に学び続ける活動にチャレンジし続けたいと考えています。
フィリピン
フィリピンにおけるリバネス奨学金は、リバネスフィリピン社員のうち、今後大学院へ進学する意志のある以下の2名に授与されました。
Ms. Ronezza Delos Santos
Leave a Nest Philippines, Inc.
Thank you very much for the award! With this “L Grant Scholarship”, I would like to gain more knowledge and experience so I can help unleash the potential of the Philippines and Filipinos in science and technology for the advancement of the country.
Mr. Ronrick S. Arayata
Leave a Nest Philippines, Inc.
I would like to thank Leave a Nest for this award and opportunity given to me. My ultimate goal is to “Improve the inclusivity of underserved sectors of society through the promotion and development of science and technology of our country”. The “L Grant Scholarship” will surely give me the opportunity to gain the expertise needed in order to fulfill this mission I set myself to do.
【各国の奨学金制度】
日本
- 目的:所属する大学、大学院が規定したプログラム以外のチャレンジをする機会の不足/ロールモデルの不在を解決すること
- 次回奨学金の対象者:
- 現在学生かつ、2023年度終了時まで学部〜博士課程に在学する学生である方
- リバネスユニバーシティー修了者で優秀な成績を修めた学生
- 支給奨学金額:1名あたり最大50万円
- 活用方法:授与者はリバネスユニバーシティーで獲得した考え方を元に、所属機関での学びをより多様にするアクションを行うために奨学金を活用できる
フィリピン
- 目的:優秀な高度人材の国外への流出を防ぎ、自国での活躍を奨励する
- 次回奨学金対象者:
- 現在、学部生、または学部卒でフィリピン国内の修士課程へ進学したいと考える方
- 修士課程卒業後2年間は、リバネスフィリピンでの勤務を授与条件とする
- 支給奨学金額:1名あたり最大50,000 PHP(12万円程度)
- 活用方法:大学院修士課程の学費として奨学金を活用できる
【リバネス奨学金WEB】
【本件に対するお問い合わせ先】
東南アジアの課題を解決するプログラムの開発や提供にご興味のある企業や自治体の方は、以下へお問合せください。
株式会社リバネス グループ開発事業本部
担当:武田
MAIL:[email protected]
TEL: 03-5227-4198