【広島県内企業向け】東南アジアスタートアップとの連携実証プロジェクトへの参加企業を募集

【広島県内企業向け】東南アジアスタートアップとの連携実証プロジェクトへの参加企業を募集

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 COO:髙橋修一郎、以下「リバネス」)は広島県の委託を受け、「令和4年度広島県海外スタートアップ等連携実証プロジェクト創出事業」への参加企業を募集します。本事業は、海外展開への挑戦意欲の高い広島県内企業と、東南アジアのスタートアップや大学・研究機関等と連携を図り、県内企業の有する製品・サービスを活用して現地の課題解決に取り組む実証プロジェクトをつくり、新たな事業創出に繋げることを目的としています。

リバネスでは、2014年より東南アジア6カ国(シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイ、インドネシア)にて、研究開発型のリアルテックベンチャーを発掘・育成するプログラム「TECH PLANTER」を展開し、約950のベンチャーや研究チームが集まる東南アジア最大級のプラットフォームを構築して参りました。東南アジア6カ国から、その国に根付いたインフラ課題、未利用資源や廃棄物の活用方法、水質問題、災害への対応、農林水産業や地場産業のデジタル化など、各地域特有の社会課題の解決を目的としたスタートアップや起業家が多く集まるプラットフォームを構築しています。

リバネスでは、これまで日本企業や町工場と東南アジアのスタートアップが連携するプロジェクトを組成し、東南アジアの課題解決に取り組むためのプロジェクトを立ち上げてきました。

広島県では、県内企業が有する優れた環境技術やサービスを生かした経済成長を目指して、2012年に「ひろしま環境ビジネス推進協議会」を設立し、アジアや欧州の行政機関や環境団体等と経済交流に取り組んできました。これらの取り組みを通じて、国内とは異なる海外市場への展開のためには、現地のニーズに応じた製品開発、コスト設定、製品仕様の見直しなど様々な課題があり、現地ニーズを起点とした新たなビジネスモデルを検討する支援が必要であることがわかってきました。

そこで、広島県とリバネスは、広島県内企業の有する技術を活用して、東南アジアスタートアップと連携することで、東南アジアの課題解決からビジネスを生み出すプロジェクトを立ち上げました。本プロジェクトでは、7月〜10月にかけて東南アジアのスタートアップと連携したビジネスプランを構築する全3回のワークショップを実施します。また、ワークショップを通じて選考を行い、最終的には具体的に海外展開を希望する3社を選定します。選定した3社においては、10月中旬〜来年3月にかけて伴走支援を行い、連携を想定する東南アジアスタートアップとの面談や、進出を検討する国への展開するための必要なキーパーソンの選定、交渉を行いビジネスプランの具体化を行います。

本プロジェクトを通じて、広島県内企業が東南アジアのスタートアップと連携することで、新たな事業創出を目指します。

●本事業のスケジュール

●応募概要

<応募条件>
次の全ての条件を満たす広島県内に拠点を持つ企業の方を幅広く募集します。

・海外展開に興味がある広島県内に拠点を持つ企業の方
・全3回のワークショップに参加することができる方
・海外連携での実証プロジェクトの検討を進められる決裁者が積極的に関与できる方
 (決裁者自身が参加することが望ましい)
各社の参加人数は1〜2名です。

<応募方法>
リバネスIDに登録後、こちらのWebフォームから応募してください

※リバネスIDアカウントをお持ちでない場合
以下にメールアドレスを入力・送信後、メール案内に記載の手順でアカウントをご登録ください。
その後、上記リンクより応募をお願いいたします。
リバネスID登録: https://id.lne.st/pre_regist

<応募期間>
2022年6月1日〜6月28日

<留意事項>
応募いただいた皆様には、全3回のワークショップに参加頂きます。
また、3回のワークショップを通して、厳正なる審査を行い、具体的な実証プロジェクトの検討を伴走支援する参加企業を3社程度に絞らせて頂きます。

●全3回のワークショップの概要 

第1回ワークショップ

日時:2022年7月5日(火)14:00-16:00
場所(予定):イノベーション・ハブ・ひろしまCamps

テーマ:自社のアセットを知り、他社に表現する
新規ビジネス立案に必要なファーストステップとして必要な自社のアセットの理解を促します。自社のアセットである「コア技術」「人的リソース」「外部ネットワーク」の棚卸しと共に、自社のビジョン(会社を通じてどのように社会貢献したいと考えているか)を言語化し、ワークショップに参加している他社も理解できるようにプレゼンを行います。

講師:上野 裕子 株式会社リバネス グループ開発事業本部 部長
博士(理学)。シンガポール、マレーシア、フィリピン、イギリス、アメリカを拠点とする当社のグループ会社の全体の開発・統括を行う。東南アジアにおいては各国の政府機関、VC、民間企業とのネットワークを構築してきた。
また、日本の大企業の新規事業開発部門とのコミュニケーションを通じて、テック系スタートアップの立ち上げ、国際共同事業などを推進する。また、東南アジア6カ国での研究開発型スタートアップの発掘、育成プログラムの企画運営を通じて、日本国内の新規事業創出を目指す企業との新規プロジェクトの立案を行う。

ワークショップ講師:西山 哲史 株式会社リバネス 創業開発事業部 部長
博士(理学)。大手企業の研究開発部門、事業開発部門とのコミュニケーションを通じた新規研究開発・事業開発プロジェクトの立ち上げ・推進や、テクノロジースタートアップ・中小企業・研究機関の連携による新規技術・事業開発プロジェクトの立案・運営を行う。

第2回ワークショップ

日時:2022年8月10日(水)14:00-16:00
場所(予定):イノベーション・ハブ・ひろしまCamps

テーマ:アジアの課題を知り、ビジネスモデルの仮説をつくる
東南アジアの社会課題を知って頂くもらうことを目的に、東南アジアのスタートアップのピッチを開催。現地のスタートアップピッチを通じて、東南アジアにどのような課題があり、どのような解決策でビジネスを創出しようとしているのか知って頂きます。ワークショップでは、スタートアップピッチを聞いた上で、自社が解決したい課題はなにか、自社のどのようなアセットを活用し、どのような解決策が可能かを検討し、ビジネスモデル仮説の立案を行います。

講師:武田 隆太 株式会社リバネス 執行役員
Ph.D. 科学技術全般に関連する事業を担当。海外企業CXO、大臣クラスの日本訪問アテンドの経験多数。国内/海外スタートアップと大企業・中堅企業向けの共創ビジネス創出プログラム事業を立ち上げ、継続実施。また、現在は当社の海外事業全般の統括を担当し、海外のみで1,000を越えるスタートアップや現地政府機関等との強いネットワークを持つ。

ワークショップ講師:西山 哲史 株式会社リバネス 創業開発事業部 部長

第3回ワークショップ

日時:2022年10月6日(木)14:00-16:00
場所(予定):イノベーション・ハブ・ひろしまCamps

テーマ:ビジネスモデルのプレゼンテーション
これまで検討してきたビジネスモデルのプレゼンテーションを行います。各社のビジネスプランの発表を聞くことで、受講者に具体的なビジネスモデルの事例を知る機会とします。また、本プレゼンテーションを通じて、実証プロジェクト設計に進む企業3社の選定を行います。

講師:丸 幸弘 株式会社リバネス 代表取締役グループCEO
博士(農学)。​​2002年大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみで当社を設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合わせて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営み、「知識プラットフォーム」を通じて200以上のプロジェクトを進行させる。町工場や大手企業等と連携したアジア最大級のスタートアップエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。株式会社ユーグレナをはじめとする40社以上のスタートアップ企業の立ち上げにも携わる。

ワークショップ講師:西山 哲史 株式会社リバネス 創業開発事業部 部長

●実証プロジェクト創出に向けた伴走支援の概要

ワークショップと並行して、各社のビジネスモデル仮説の妥当性検討と同時に東南アジアの連携先候補の抽出を行い、最終的に実証プロジェクト設計を行う3社を選抜します。

選抜された3社と、ビジネスモデル仮説実現のための行動計画書を作成するとともに、連携先候補とのオンライン面談(可能であれば現地への渡航含む)や、現地での学会・ビジネスカンファレンスへの参加を行うことで、連携の確定とビジネスプラン具体化を目指します。

伴走支援の内容としては、月1回以上の打合せを基本とし、ビジネスチャットツール等を用いて日々コミュニケーションを図りながら、東南アジアの連携先候補との実証プロジェクトの検討を進めます。また、連携先候補との個別面談に同席し、英語を介したコミュニケーションのサポートや論点整理などのファシリテーションを実施することで、実証プロジェクトの設計仕様書の策定まで伴走支援します。