シンガポール企業庁との共同によるGlobal Innovation Alliance- 日本-シンガポール間のMarket Expansionプログラムを開始
リバネスでは過去2年間、シンガポール企業庁(Enterprise Singapore; ESG)、シンガポール経済開発庁(Economic Development Board, Singapore ; EDB)との連携によるGlobal Innovation Alliance(GIA)アクセラレーションプログラムの元で、20社のシンガポールのスタートアップ企業の日本進出を支援してまいりました。
それらの実績を受け、このたび新たな2プログラムを含む下記3つの日本-シンガポール間のMarket Expantionプログラムを開始いたします。
- 日本へのインバウンド型:Enter to Japan Market Program
- 日本へのインバウンド型:Manufacturing Support Program
- シンガポールへのアウトバウンド型:Enter to Singapore Market Program
1. Enter to Japan Market
本プログラムはシンガポールのスタートアップ企業を対象として、日本企業との連携・協業の構築を図ることを目的として1対1面談の設定とピッチイベントの開催を行うものです。
過去2年間のプログラムでは以下のようなシンガポールベンチャーが参加しております。
CRUST GROUP:食品ロスのアップサイクルから、サーキュラーフード社会の実現を目指す。食品ロスのパンからビールの開発を行い、カフェ・カンパニーと連携し日本での販売を行っている。
Profile Print:シンガポール科学技術研究庁(ASTAR)の研究成果を元とした食品成分を非破壊で数秒で分析する技術を持った、AI食品成分分析プラットフォーム企業。2022年リアルテックファンドより資金調達を実施。日本の事業会社・研究機関との連携を強化している。
Crown Digital:自律型コーヒーバリスタロボットを開発する。2021年東日本旅客鉄道と連携し、東京駅と横浜駅にてロボットバリスタ「Ella」を設置し実証実験を実施。
AUSTRIANOVA:細胞やバクテリアの保護・保管性能を高める革新的なカプセル化技術を開発する。2021年リアルテックファンドを含むシンガポールと日本企業より資金調達を実施。日本進出戦略的パートナーを獲得し、日本事業会社との連携を加速している。
2. Manufacturing Support Program
シンガポールのディープテック・ハードウェアスタートアップ企業は、プロトタイプを現地で開発する手段が限られています。精密な加工や電子機器製造において強みを持つ日本企業は多くありますが、シンガポールのスタートアップには連携相手の探索ノウハウがなく、適切な製造パートナーを見つけることが難しい現状があります。
本プログラムはこれらの課題をクリアし、シンガポールスタートアップと日本の製造パートナーの連携を支援することを目的としています。
3. Enter to Singapore Market(参加ベンチャーを募集)
日本では、多くの優れた技術が開発され、事業化を目指して数多くのベンチャー企業が生まれていますが、その多くはシンガポールへの進出や東南アジア市場への展開の方法を知らないのが現状です。本プログラムでは、ディープテックを持つアーリー、ミドルステージのベンチャー企業を募集し、シンガポールのEntrePass制度を活用してビジネスチャンスとシンガポール拠点の設立機会を模索します。そこから、シンガポールを拠点として東南アジアへの展開を考えるきっかけとします。また、採択されたチームは、2022年10月に開催されるSWITCHイベントに参加することができます。
スケジュール(予定)
2022年8月4日 23:59まで | 応募締め切り |
8月7日の週 | 選抜チームによる自己紹介&ピッチング |
8月20日~10月15日 | パートナーとのミーティング調整、ファシリテーション |
10月15日~11月15日 | ラップアップ&フィードバックミーティング |
以上の3プログラムを通じてリバネスは日本-シンガポール間での産業交流を加速し、互いの強みを生かした新たな事業を創出していくことを目指します。